「琉球の歴史」を読んでいます

仲原善忠全集第1巻歴史編の中から、「琉球の歴史」を読んでいます。
仲原善忠とは、久米島に生まれ育った人で、大正ー昭和期の地理学者であり、
成城学園を支えた教育者でもあり、
文学そして歴史をひっくるめての沖縄研究者でもありました。
戦後彼が沖縄の中学生のために書いた歴史が「琉球の歴史」です。
標準語で、しかも平易な言葉で物語を語るかのような口調で書かれているので、
私にはうってつけの本です。
彼の生家は町が買い上げ、修復して今はDSCN0880.JPG島ぐらしコンシェルジュのオフィスとなっています。
フールと呼ばれるトイレ兼豚小屋。
DSCN0878.JPG
石垣でこそ囲まれてはいませんが、前面は立派な防風林、後ろはそのままジャングルに続いています。
DSCN0879.JPG
善忠と彼の弟の善秀の共著「久米島史話」というものを読みたいと思っているのですが、
島の図書室の全集にはちょうどそれが入っている巻だけがないんです。
係の人に聞いてみたら、誰かが持ち出してそのままになっているんじゃないかって。
うちにも何巻だったかあったと思うから、探してみましょうね、だって。
見つかるといいな。

なぜ「久米島史話」にこだわるかというと、
それは久米島の人が語った久米島の歴史だから。
バヌアツにいたときに思ったんだけど、
彼らは自分たちの言語で自分たちの何かを表現するという習慣がない。
隣りのニューカレドニアに至っては、自分たちの共通言語さえない。
洗練された言語と土地に根付いた歴史と、その良き代弁者と、
この小さい島でこの3者がそろうというのは、すばらしく幸運なことだと思うから。
はからずもこの島に縁のできた人間として、私も、その幸運を味わいたいから。







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