「久米島の久米仙」泡盛工場の見学

久米島の久米仙へ。
工場は学校のすぐ隣にあります。
工場からは、毎朝ラジオ体操が聞こえてくるし、正午のサイレンも聞こえてきます。
3年生3人のうち2人の家族の職場だし、
もう1人も「おじいと一緒によく買いに来るさー」だって。
見学する子どもがたったの3人ということで、めんどうがられるかと思いきや、
「(人数が少ないと)楽でいいなあ」と歓迎されました。
一般的な工場見学では、ビデオを視聴し、試飲をしておしまいだそうです。
製造現場まで入れてもらえるのは地元の子どもたちならではのこと。
私としては、役得ですね。
帽子と靴カバーをして、エアシャワーを通って、レッツ・ゴー!

この日は、来る久米島マラソン参加者に渡す、記念ボトルを作っていました。
原料となるタイ米。固さが適しているのだそうです。
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驚いたのは、工場で働く従業員の数。たったの29人、だそうです。
先回見学に行ったスーパー、Aコープが32人だからね。もう、びっくり。
子どもたちも、70人くらいかなあ、と予想していたので。

沖縄県内に泡盛製造所は42軒、久米島の久米仙はそのうちのトップなんですよ。
とにかく、機械化がどんどん進められています。
洗米、蒸米、蒸留をはじめ、瓶詰もキャップもラベル貼りも
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地域の雇用を確保するとか、人件費を節約するとかいう視点よりも、
機械化することでよりたくさんの泡盛を製造することができる、ということが重要らしい。
それほどに製品に需要があるのでしょう。
できあがった製品を箱詰めするこのロボットは最近入ったもので、
1台で人間8人分の働きをするそうです。
すごいわー。
こんな小さな離島の、そのまた片隅の山の中で、日進月歩で機械化が進んでいます。
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とはいっても、社会科の学習としては、
人間でしかできない仕事についてもしっかりとおさえないといけないんだけどね。

1人の子どもが、「お父さんが夜10時過ぎに帰ってきたことがありましたよ。」と言い出して、
一緒に飲んでいたんだよなんて言われると困ったな、と思ったのですが、
案内してくれた人の返事は、こうでした。
「ああ、そんなこともあったねえ、
 大型トレーラーを運転できるのは君のお父さんを含めて2人しかいないし、
 あの日はフェリーの入港が遅れ、おまけに荷崩れを起こしたので大変だったんだよ」

「久米仙」を飲んでみたいなと思ってくださったみなさん、
いろいろあって科会社が分裂し、久米仙と名乗る泡盛は2種類あります。
ただの「久米仙」(那覇の工場で作っている別会社です)ではなく
「久米島の久米仙」の方を選んでくださいね。
味もずいぶん違うそうですよ。
工場の人いわく、
「人気の秘密は久米島のおいしい水です。
 いつも久米島に、ありがとうと思いながら作っているんですよ。」
すごいロボットに関する説明よりも、何よりも私の心にしみた一言でした。

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