島くとぅばあれこれ

以前に買った本「走る日本語、歩く島くとぅば」を読み終えました。
予想以上におもしろかったです。
島言葉について、日々の生活の中でなんとなく気になっていたことや、
驚いたり腹が立ったりしたことが
言語学の中に取り上げられている内容で、
ちゃんと用語もついているということがわかって、
私の中のもやもやも、はっきりとしてきてすっきりしました。
その中から、いくつか例を挙げたいと思います。

1 ハイパーコレクション(過剰修正)
方言に基づいた発音を、標準語の規則にのっとった類推から修正してしまうこと。
それで私の感覚からすれば、発音とはまったくかけ離れた沖縄独特の表記が生まれたらしいのです。
三線の先生が、うちなーぐちのわからない私のために、
歌詞をひらがなで書いてくれることがあります。
これがまた、どう発音したものか、さっぱりわかりません。
先生は70歳代の方なので、旧仮名遣いだからわからないのかなあ、
なんだか他の活字本に書いてあるのともちがうしなあ・・・と、
ずっともやもやしていましたが、このせいだったのかも、と納得しました。

2 動詞の命令形。
「しれ!」「見れ!」「食べれ!」っていうんですよ。
どうも、若い人がよく使うらしい。
学校でも子どもたちが使っているのをよく耳にします。
「~させる」等の使役表現については、もっとぐちゃぐちゃで、ほんとわからない。

3 二人称「おまえ」
老若男女を問わず、相手のことを「おまえ」と呼ぶんですよ。
女の子がそう言っているのを聞くと、ドキッとします。
この言い方、なかなか由緒のある言い方なのだとは分かりましたが、
これだけは慣れられそうにありません。
5年生の女の子たちに、あんた、ではいけないの?と聞いたら、
「そんなこというの、おばさんみたい」と言われてしまいました。
内地の人と話をするときには、その言い方はやめた方がいいよ、とは伝えましたが。

「正しい島言葉」というものがあるとして、その乱れを嘆く人もいるけれど、
そもそも言葉は変化していくもので、
変化しなければ滅びてしまうものであること、
(実際「琉球語」は、ユネスコによって「危機に瀕した言語」に指定されているそうです)
標準語とのごちゃまぜも、乱れととるよりも、
生き生きとした躍動感を受け止めたいという筆者の主張(多分)、
今頃知ったかと言われそうですが、私にとっては目新しく興味深いものでした。

新しいキンドルも手にしたことだし、
新聞の書評を手掛かりにおもしろい本を読んでいこうと思います。

おまけその1。
名古屋めし料理教室の材料を買いに行ったスーパーで。
これほどいろいろな煮込みうどんがあるとは知りませんでした。
DSCN2782.JPG
おまけその2。
中部国際空港のお土産屋さんで、天むすを発見。
いつか作ることになるかもしれないと思うと、ついつい真剣に見てしまいました。
DSCN2792.JPG
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