モウモウカレンダー

今日つけてきた、と夫が口にする日が続き、
なんのことかと聞いてみると、
牝牛に種をつけた、つまり受精させてきた、ということでした。
いつも牧草刈りの話ばかりだったのに、
やっと肥育農家らしい話になってきたなと思って、
根掘り葉掘り聞いてみたら、もう、驚くことばかり。

まず、牛は20日周期で発情するんですって。
牛舎には、成牛はメスしかいないので、
発情するとメス同士で乗りかかったりするからわかるらしい。
発情しているのは1日だから、その日のうちに受精士を呼んで受精となります。

昼にいったんうちに戻ってきた夫が、これから受精させるというので、
もちろん私は見に行きました。
今日受精させるのは、真ん中にいる牛です。
受精士さんが、肩まで届くビニール手袋をつけ、子宮の様子を触診します。
ねばねばした液がついてきたら、受胎可能ということ。
DSCN3985.JPG
軽トラックの助手席には、液体窒素で凍らせた精子がたくさん。
精子の値段は、1本1万、2万、3万、5万、10万(単位はすべて円)、
このタンクだけで、新車が1台買えるくらいの値段になるんですって。
DSCN3987.JPG
タンクから出した精子を体温で温め、チューブにセットします。
DSCN3986.JPG
再度肩までの長い手袋をつけて、子宮に挿入したら終了。
牛は暴れるでもなく、あっけないほど簡単に終わりました。
DSCN3989.JPG
受精士さんが、牛の繁殖についていろいろと教えてくれました。
(何せ今、島で私は時の人? なので、
みんなが親切にしてくれる、と思うのはうぬぼれすぎかな?)
話の中に経済動物という言葉が何度も出てきましたが、
家畜とはいえ、それが商売とはいえ、
牛たちは、なんだか気の毒な一生です。

牛舎の牛たちの状況を一目で把握できるような、
モウモウカレンダー(仮称)みたいなものを作ろうかなあ、と思っています。
牛を効率よく増やすための管理スケジュールみたいなもの。
エクセルで作れるんじゃないかな。
作るといっても私の知識では、紙の上でするのと同じレベルのものですが、
受精士さんでさえ紙のカレンダーに書きこんでいるといった状況だから、
受精士さんも、
そういうものがあったら便利ですよ、
現場でも家でも簡単に把握できますからね、と賛同してくれました。
どこかの誰かが作っていてもよさそうなもんだけどなあ。

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