続・博物館のようなお墓

博物館のような、と
書きましたが、実はこれ、反対なんだよね。
堂の比屋のお墓と伝えられる崖下の墓地へ行って、
本物を見た私は、博物館によくあるジオラマを思い浮かべて、
博物館のようなお墓というタイトルをつけたのでした。
でも本来なら、この本物のお墓の様子をジオラマで再現するんですよね。
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素人目からすると、りっぱな文化財なんだけどなあ。
平石を積み重ねて作った壁が入口の左右に数メートルも延びています。
このまま誰にも顧みられずに、そして誰も知らないうちに
亜熱帯のジャングルの中に埋もれて朽ち果ててしまうのかなあと思うと
ある意味せっかちな私はいても立ってもいられず、
まず博物館へ相談しました。
そしたら、今日は担当者もいないから、教育委員会へ相談してくださいだって。
面識のある学芸員の方がいま教育委員会にいるから、
そちらへ電話をしたら、
「堂の比屋の墓」と言われるそのお墓は、
道ができた時に一度見に行ったことがあって、
規模も大きいので驚いた記憶がある、とのことで、
ちゃんと知っていてくれる人もいるんだと多少安心しました。

道ができたというのは、今から15年くらい前のことです。
それまでは、高地にある村から海辺までは道らしい道はなく、
お墓に行くには細い道を歩いて降りていくしかなく、
誰にでも行けるというところではなかったようです。
なぜそんな不便な場所に墓を作ったかというと、
異界に対する敬意と畏れのあらわれ、ということのようです。

これまで調査も入っていないし、今後も入る予定もなく、
またたとえ町の文化財に指定されたとしても、
個人で管理するしかないんだって。
なによりも、持ち主の許可がないと調べられないのだそうです。
このどんどん人口が減っていく過疎の島で、
忘れられ捨てられようとしている墓の持ち主なんて、わかるはずないでしょうが。
朽ち果てるのは仕方がないとしても、
せめて調査して記録だけでも残しておけないのかなあ。

おまけ。
うちのトマト、どんどん大きくなります。
葉の大きさや形からすると、右が大玉、左はミニトマトのようです。
それにしてもこんな長い支柱を立てて、
いったいどこまで大きくするつもりなんだろう。
支柱も町なら買ってくるんだけど、ここでは藪から切ってくるんだからね。
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