新しいフェリーの内覧会に行ってきました

名前は海邦(かいほう)、新造船です。7月1日就航の前日、久米島兼城港フェリー乗り場で内覧会が行われたので、行ってきました。乗組員のみなさんは、最後の準備に余念がありません。船体の白さが、青い空にまぶしい。デッキでは、島の家族連れが楽しそうに散歩していました。カメラは持って行ったもののメモリーを忘れて、内蔵メモリーを使ったから3枚しか撮れなかった。画質を落とせばもっと撮れたんだ、と今さら気づいても後の祭り。でも内部は、これまでのフェリー琉球とほぼ同じだから、写真はなくてもまあいいか。新しい家具や建材の匂いがいっぱいで、わくわくしてきました。ペット同伴室やVIPルーム、渡名喜島専用客室なんていうのは、以前の船にはなかったような気がするんだけど。 ぜひこの船に乗ったみたいと、早速渡名喜島の宿へ電話してみました。7月中は満室だって。そりゃそうだよな、古民家の1棟貸しで、つまり10室しかないんだから。去年の夏、フェリーで往復3時間、島滞在30分の苦い経験から何も学習していないということですね。8月、名古屋から早めに帰島したら再チャレンジしたいな。

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久米島の黒さーたー(黒糖)

久米島産、昔ながらの手作り純黒糖(向かって左)。おやつ村に売っています。ほのかな緑色がかかった茶色、噛まなくても舌でつぶせる柔らかさです。1かけら口にしただけで、右側の加工黒糖との違いが分かります。値段もずいぶん違うよ。純黒糖は加工黒糖の約7倍です。 職業人講話として、このお店のお嫁さんが学校へやってきて、興味深い話をしてくれました。黒糖づくりの始まりは、放棄されたサトウキビを見たおじいが、もったいない、なんとかしたいと思ったこと。以来イベント等の折に出品していましたが評判がよく、たまたま宮古島で搾り機を見つけたことから、商品化が進んだそうです。お嫁さん曰く、伝統的なモノづくりの他にも大切にしていることがあるんですって。それは、お店に来るお客さんに久米島の良さを発信することだそうです。久米島はいいところだけれど派手さはない。けれども1回ではなく2回目も来てもらえれば、その人はまずリピーターになってくれるんですって。だから新しくできたお店とか、久米島の新しい情報を伝えることができるように、すごく勉強しているんですって。 職業人としての心構えは当然のことながら、私がいいなと思ったのは、久米島のために何かをしたいと思い、そして実行するということです。黒糖づくりの後継者さえ見つけたんですよ。生活が立ち行かないというのは仕方がないにしても、定年退職後、こんな退屈な所にはいたくない、と島を離れる人もいます。比屋定や宇江城の人たちのように、島を愛して島に生活の根拠を置き続けるだけでも十分だけど、それでは現状…

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島くとぅば(言葉)の優しさに包まれて

最近、「ゆたむに」という言葉を知りました。独り言という意味だそうです。「ゆた」は奄美・沖縄地方のシャーマンのことです。神の憑代として語る時の様子が独り言を言っているみたいということのようです。「朝比奈さん、またゆたむにしてる。」というふうに使います。1人暮らしだと、ゆたむにすることが増えるみたい。 体調を崩して、三線のおけいこを休みました。その連絡をしたら、三線の先生が心配してくれました。標準語の混じった島言葉だから、私には理解はできても再現はできないんだけれど、先生の言葉がとても柔らかで優しくて、心細い時だっただけに身に沁みました。学校の先生たちの話し方もそうです。声は小さめのうえ、語尾が「しましょうね」「あげましょうね」ですから。それからやたらと「大丈夫ですか」と聞かれます。私ってそんなに不安がられているのかなあと思っていましたが、軽い確認の意味でつかわれるらしい。もっとくだけた言い方だと「大丈夫ね?」となります。聞き返したりするときには「なにね?」となります。? はつけましたが、語尾が上がるわけではありません。むしろ下がるくらいです。好きだな、こういうやりとり。 もちろん優しいばかりじゃないんだけどね。「食べれ」「見れ」「投げれ」というふうに、動詞の命令形がe段でおわるんですよ。「やらす」「させる」などの使役の表現も、強すぎて怖いくらい。実際には「やってもらおう」「してもらおう」くらいの程度の強さのようですが。優しい言い方はすぐに身に付いて私も使えるようになったけど、命令と使役につい…

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空飛ぶ図書館、再び

去年も胸をときめかせて出かけました。久米島暮らしが2回目に入って、空飛ぶ図書館も2回目です。那覇の、沖縄県立図書館から、選りすぐりの本がやってきます。1か月間15冊まで借りられます。今回私が借りたのは7冊、沖縄のガイドブックが1冊と、あとは小説です。ガイドブックは今週の小旅行用です。本島の浦添で面接試験があるんだけど、バスの便が少なく不便なのでレンタカーで行きます。ついでに1泊して、遊んで来ようと思っているので。小説の方は、宮部みゆき、恩田l陸、京極夏彦、桐野夏生と、名古屋で読んでいた懐かしい人たちのその後の本。空飛ぶ図書館もあって、そして来年には図書館もできるし、(残念ながら、電子図書館はぱっとしません。蔵書に魅力がない。)久米島って、特に比屋定は、私にとって本当にちょうどいい田舎です。ジャイカの採用試験がだめだったら、やっぱりもう1年ここにいたいな。比屋定ではお仕事がなさそうなのが難点だけど。 この代休、面接に備えて何が何でも美容院へと思っていたんだけど、ぐずぐずしていて、やっぱり予約が取れなかった。午後からは、面接の想定問答でも考える。そして、難しくってできなくなって、練習するのも嫌になった三線のおけいこも、する。 おまけ その1。グランドゴルフ大会の賞品、海洋深層水をつかったもろみ酢。久米島の久米仙がイベントごとに寄贈してくれます。もろみは、泡盛を作る工程ででるし、久米島赤鶏のエサにもなっています。2日前に賞味期限切れになってしまったので、もらいました。だって酢なんですよ。賞味期限なん…

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牛の競り市をのぞきにいきました

牛のセリ市なんて、もちろん、生まれて初めて、です。久米島では、生まれた子牛を育て、生後10か月前後で売るんですって。生後10か月といっても、体重は200キロから300キロになります。売られた仔牛はその後、宮崎牛や鹿児島牛、松坂牛や神戸牛になります。久米島の牛の競り市は、奇数月の18日と決まっているんですって。何曜日だろうと関係ない。去年1年、なかなか土日と重ならなくって行けなかったのですが、 ついにその日がやってきました。 つながれて、出番を待つ牛たち。 1頭ずつ身体測定をしてからせり場へ運ばれます。ガイドレールみたいなものがあって、そこからのくさりでつながれています。せり場に入って、立派な設備にびっくり。1頭で30秒くらいかな。簡単な紹介(特に瑕瑾について)、「牛を回して(全身を見せて)ください」のあと、電光掲示板の数字がどんどん動いていきます。50万円から80万円くらい、血統と体重で決まるみたい。中で1頭だけ、100万円を超える値の付いた牛がいました。観客からも、自然に拍手が沸き起こって、臨場感たっぷり。係の人たちも、刻々と変わる電光掲示板の数字から目が離せません。軽食の移動販売車も出ていました。最後に、18歳のおばあちゃん牛も登場。10回も産むと、もう出産は無理とうことで、食用に払い下げられるといった感じです。値段もせいぜい10数万円といったところのようです。肉が固いので、「国産牛」としてミンチになり、学校給食のハンバーグになるらしい。まさに「生き物の命、感謝して美味しくいただきます」(…

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