クメジュマンチュになるんですね

クメジマンチュとは、久米島人のことです。おけいこの時に、三線の先生のおっしゃった言葉です。私がこの島で暮らすことにしたのを知り、とても喜んで下さいました。先生は、義兄や義母のことをよくご存知のようで、家庭ができると練習もままならず…とけいこをさぼっている言い訳をする私に、家族の理解やあと押しがあれば大丈夫ですよ、と言ってくださいます。確かにみなさん、私が三線を習っているということ自体は、驚き、喜んでくれるのですが、毎日ぶつぶつと練習するとなるとねえ、どうだろう。 先日の工工四の日の催しでは、先生はほかのお弟子さん方を差し置いて危なっかしい私たちナイチャー(県外出身者)に付き添ってくれていましたが、その際によその教室でお稽古している方から、あの人たち、仲里節もちゃんとできるんですねえ、と声をかけられたそうです。仲里節というのは古典中の古典で、節回しが難しいんですよね。でも、島での滞在時間が限られるナイチャーは、難しければ難しいほどがんばっちゃうから。先生もそういう弟子がいるのは誇らしいんじゃないかな。ゆっくりの人(けいこをしてこない人、という意味でしょう)にはそれなりに教えますが、先生(私のこと)はしっかりけいこしてきますから、覚えが早いですよ、とほめてくださいます。そういわれても、実は毎日しっかりではなく、前日に慌てて付け焼刃の稽古しかしていない私は、せっかくの先生の言葉も、真っ赤になってうつむいて聞いていますが。普通は今の私のレベルとなると個人レッスンからグループレッスンへと移るのですが、この…

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婚姻届を出しました

運動会代休の平日、学校休みだし、大安だし、台風の暴風圏に入るのは明日だし・・・というわけで、2人で久米島町役場仲里庁舎へ出かけて、婚姻届を出しました。仲里庁舎。外壁を塗り直したばかりなのできれいです。 ついでに、Facebookの氏名も、Akiko Asahina Taira に変更しました。Tairaは、平良と表記します。沖縄ではざらにある名字で、うちの村宇江城では、ほとんどの家が平良姓です。婚姻届には新しい氏を夫のものにするか妻のものにするかを選ぶ欄があって、どうする? 平良っていっぱいいるし、朝比奈の方が珍しくていいんじゃない? それとも、ジャンケンにする? と私が言った時、夫はとても驚いたようで、困った顔をしたのがおもしろかった。そんなことを言われるなんて、思ってもいなかったんでしょうね。いや、朝比奈もいいんだけど…やっぱり平良にしておこうよ、という返事でした。男だからとか夫の姓を名乗るのが当然だとか、そんなことは言わなかったし、いかにも困っているという苦笑に好感が持てたので、まあ夫の姓を名乗ることにしました。何よりも、久米島で生きていくんだと、常に自分自身に言い聞かせるために。 これまで夫のことを人に話す時、近しい人には「あの人」と言ってぼやかしたり、それも無理な時には夫、と言ってきましたが、入籍していないから、嘘をついているみたいでやましく思っていました。その気まずさから解放されるのは、うれしい。 島に3つあるリゾートホテルの1つで、ランチ。食後に夫がデザートを注文してくれました…

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続・おうちのリフォーム

リフォームといっても、とりあえずはハウスクリーニングと板戸のペンキ塗りだけなんだけどね。畳の表替えは、まあ、いい。 開口部が広く壁の少ない作りの建物なので、家具はとても置きにくい。収納スペースは作り付けが基本です(教員住宅もそうだけど)。この箪笥と引き出しは、北と南の両側の部屋から使えるようにしてあるので、一見便利そうだけど、どちらの側からでも奥行きが狭くて、ジャケット等はかけられなさそう。勝手口からそのまま土足で入るのが洗面所兼浴室、戸を開ければトイレ。大きな高窓があって、天気さえよければ気持ちよく乾きそうです。バスタブ(それも洋式の大きいの)があったので、うれしい。洗濯機も室内に置けるのはうれしい。長靴をはいて、ホースでじゃぶじゃぶ水をかけて洗い流すという、島風の掃除スタイルにはぴったりの作りです。燃料はプロパンガスです。ただし、お風呂の湯は灯油ボイラーで沸かします。その方が安いんだって。 あとは仔牛が売れてお金が入ったごとに少しずつ直していくことになるかな。水回りとか、車庫や部屋の増築とか。トートーメ(先祖の位牌)を置かないうちだから、これまでの生活スタイルに合うシンプルな家の新築も考えたんだけど、島では運送費で建築資材が高いし、住宅といっても、台風に備えてコンクリートの箱を作ることになるから、坪単価が80万から120万というのが相場らしい。それに、しっかりしたうちだから大丈夫よ、とクリーニングの人にもペンキ屋さんにも言われたし。島で、島の人と、島風の家で暮らすことにします。どんな暮らし…

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新しいおうちの庭

島の民家は、防風林に囲まれています。今度私が住む新しい家も、防風林を兼ねたいろいろな木々の中に立っています。琵琶の木。今年もたくさん実がなりそうです。グァバの木。こちらでは、バンシルーと呼びます。優しい甘さですが、小さい種があるせいで、ちょっと食べにくい。なんでもあんたの好きな木を植えてあげるよ、と言われたので、アボガドとパッションフルーツをリクエストしておきました。 黒木(くるち)。三線の棹にもっとも適した木と言われています。育つのに時間がかかる木なのに、本島では先の大戦で燃えてしまったので、この先三線を作るために植樹をしているのだそうです。けっこう太い幹なので、夫が、切って私の三線をつくればいいというのですが、乾かして、削って、塗って、磨いて…そんな工程を思うと、とても実現しそうにない気がするなあ・・・大きな椿とシークワーサーの林。この林は、石組みの琉球式枯山水庭園へとつながります。戦災をまぬかれた石垣島ではときどき見かけた琉球式の庭園が、まさか自分のうちにもあるなんてね。 石の塀が途切れているなと思ったら、塀の外もうちの地所なんですって。今はほかってあるけれど、かなり広い。畑もヤギの放牧も牛舎でやっているから必要ないし。島一周道路に面した土地だから、花畑にしたらどうかな。すぐには無理でも、いつかは、ね。

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おうちのリフォーム

沖縄の人は、家のことを「うち」ではなく、なぜか「おうち」と言います。幼いころから、自然にそう呼び習わしているようです。他にもそうやって「お」をつける言葉はないの? と聞いたのですが、その場にいた人はみんな首をかしげていたっけ。 来月には新居へ引っ越すので、少しずつ準備を進めています。まずはハウスクリーニングをお願いしました。学校の子どものおうちなので、運動会前のPTA作業の時に見積もりをお願いしたら、ざざっと見て5万円だって。すごいどんぶり勘定。安いのか高いのかわからないけど、信用できる人だから、まあいい。 中の作りは、典型的な島の民家だと思うよ。とにかく開口部が多くて、明るい。しかも、窓は天窓つき。ドアの暮らしに慣れていた身には信じられないくらい間口の広い玄関だって、天窓つき。その昔インドネシアで買った布で、のれん風のカーテンを作ってかけようと思います。玄関を入ると、玄関ホール兼台所です。流し台前の窓が、これまた素晴らしく大きい。カフェカーテンをかけるにしても、こんな長いつっぱり棒、あるかしら。今度那覇へ行く時に探してみないと。タイルの色もアクセントの花模様もとてもかわいらしい。この部屋の間仕切り戸は、クリーム色に塗ることに決定。残念ながらダイニングキッチンというほどの広さはないので、ダイニングセットはおけない。南側の2間続きの和室だって、天窓つき。カーテンの丈が170㎝必要です。幸い南側には大きなテラス風の屋根が作ってあるので、直射日光は入らないから、暑すぎたり眩しすぎたりということはない…

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