久米島でもジンギスカン

雨天決行の当日、日曜日。職員は、なんと朝7時集合。私はいつもと同じで8時版過ぎに家を出たけど。そのかわり、夜の会のための一品、里芋をゆでていました。 学校では、こんな雨天用テントが立ち上がりました。業務用ビニールで雨避けを作り、さらにガムテープで補強してスリットまで入っている。以前この島のおとうたちは、業者いらずの業者泣かせと書いたことがあったけど、これを作った人は、おとうの1人だけど屋外作業のプロです。なにせ送風機まで持ち込んだんだからね。 この人たち、本当にこういうイベントが好きなんだ。何かをやって楽しんで楽しませて、そしてお金も手に入るという。そういえば私も、バヌアツにいる時はそうだったっけ。ただ先生たちは仕事がらみだから負担感が否応なしにのしかかるのです。かくして、8日間連続勤務がようやく終わったのでした。夕方からは、お約束のBBQ懇親会。大雨の中で、屋根の下とはいえ半ば濡れながら。おまけに学校の敷地内ですから、勤務時間外でも酒はご法度。ほんと、よくやるよという感じではありますが、他にさしたる娯楽もない離島の山の中では、結構楽しいんだよね。今回の目玉は、北海道より直送のジンギスカンとアスパラガス。メンバーの1人が実家から送ってもらいました。ちょっと曲がっているし、太さも不揃いだからということで、B級品扱いのアスパラガスも、地元の人だけの特権だよね。こういうことなら、私も名古屋のうちにほおってあるジンギスカン鍋を持ってこようかしら。

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グランドゴルフ大会

例年の催しですが、今年はタイトルから「チャリティ」の一言がなくなりました。参加費が1人1000円、バザーやなんだかんだで24万円くらい集まっていたみたいです。けれどもこのお金、当然のことながら使い道が限定されるし、使える範囲も、本来公費または保護者の負担でなされるべき性質のものなので、町の教育予算が乏しく、子だくさんで親が大変だった昔ならいざ知らず、現代ではかなり不明朗なものでもあります。子どもが使う教材費まで、チャリティー収益金から補助が出ているらしく、地域のみんなで子どもを応援しようという趣旨なんだろうけど、たとえば漢字ドリルを2種類も購入するのも、自己負担額がきちんとしていないのでおこることじゃないかと思ってしまいます。 来年度は児童数が半減し、職員の数も減ることを考えると、ゴルフだけでなく、運動会も学芸会も、実際のところもう無理なのです。だから新校長になった今年は、ゴルフはやめるつもりだったのが、地域からの強い要望でやむなく、ではゴルフはやるけけれどもお金は集めない(校長)、いやぜひお金を払いたい(地域住民)、という笑い話のようなやり取りの結果、昨年の半額500円で開催の運びとなりました。 地域としては、なんとか学校存続のために協力をしたいんだよね、きっと。でも、この行事の開催のために、何度か週末がなくなるんですよ。学校の外回り清掃、前日には当日の昼食の用意、テントの設営、その他もろもろ。保護者も大変だけど、先生も大変。だから学区外の学校へ通う子もいるくらいで。保護者は学校を選べても、…

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修了式・離任式

学校の1年を締めくくる2つの行事、どちらにも、離島ならではのことがありました。 まず修了式。小さい学校なので、1学期と2学期の終わりの式はランチルームで行いますが、修了式と離任式と、着任式と1学期の始業式は体育館で行います。おかげで、久米島一のピアノの出番もあるというものです。子どもたちが修了式にもらう「よい子のあゆみ」(通知表)ですが、なんと、1冊のクリアファイルに入っています。何回も行うテストの結果と分析が、資料となって入っています。業者テストのおまけでついてきたソフトが作ってくれるんだけどね。正直言って、親は見るかな。見たとして、それが次につながるかな。でもまあ、始めてみないことには、ということなのでしょう。封筒に、かわいいリボンのついているところが救いかな。 それから離任式も修了式の日に同時に行われます。名古屋では、離任式は4月になってから行われますが、離島ではそう簡単に行き来ができませんから。去っていく先生が、子どもたちへのプレゼントにお菓子の詰め合わせを作っていました。15人分だから、できるよね。この1年、こういうお菓子や食べ物のやり取りがよくありました。 修了式の数日後、先生方が島を離れる時には、子どもを乗せた学校車が出ます。フェリー港か空港まで見送りに行くのです。都合がつく場合は、保護者も来ます。私も遊びに行くのをもうちょっと遅らせて見送りに行けばよかったかな。でも、そのうちには自分が見送られる番になるんだから。 新しい先生が島に到着する時も出迎えに行きます。こちらは写…

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校内駅伝大会

絶好の駅伝日和でした。ちょっと風があって、ただ応援するだけの人には小寒いけれど、走る子どもたちにはちょうどいい。以前はどの学校でもあった行事ですが、いつのまにかマラソン大会に変わり、駅伝が残っているのは比屋定だけだそうです。じゃがいもも、準備万端、出番を待ちます。コースは1周500m位でしょうか、坂道をいったんくだってから登り、最後の直線でダッシュして次の選手にたすきを渡します。1チームは7人か8人、1年生から5年生までの混成で、合計12周を走ります。走る順とともに、だれがいつ2周走るかが作戦の要です。緊張の面持ちで開会式を迎える子どもたち。スタートの前に、まずは応援合戦。ほどよく緊張もほぐれたところで、よーい、スタート!!こちらは、お客さんへのお土産コーナー。今年は昨年よりもお客さんも多く、子どもたちががんばる様子はもちろんのこと、じゃがいもとり放題に手作り黒糖まで、大変喜んでいただきました。おもてなしの心で、は校長先生の口癖ですから。

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新春書き初め会

もう、びっくりです。イベントというよりも、まさに儀式です。ドン、ドン、ドドドドドドド・・・・・ドン、ドン。ドドドドドド・・・のところは、だんだん速くなるんです。大太鼓の合図で始まり、大太鼓の合図で終わります。太鼓を鳴らす教頭先生。さすがに太鼓まで持ち出すのは珍しいそうで、プール開き同様、比屋定独自のスタイルのようです。体育館に陣取った子どもたち。名古屋の小学校の標準的な体育館に比べたら2倍はあろうかというところに、たった14人(在籍は15人だけど、1人欠席だから)なんだから、広々のびのびですよ。校長先生も参加します。指導する外部講師の先生。選別(選書)の様子。名古屋で書写を教える時は、所詮1年間で30回程度の実施、上手になるかどうかというのは2の次です。とにかくのびのびと書けばよい、か、伝統を体験してみる、か、このどちらかのスタンツといっていいかな。 でもね、こちらでは教えるっていうほどのことは教えていない。やって見せて、やらせてみせて、とにかくたくさん書きなさい、です。まさに、習うより慣れろ、です。ひらがなの読み書きもできなかった1年生でも、どんどんできるようになる。よい指導者に恵まれたということでしょう。私はいったい何を教えていたんだ、と、ふかーく反省したのでした。あーあ、あとの後悔先に立たずとはよく言ったものです。

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