続・フィリピンからのお客さん

フィリピンから来た女の子、がんばっているよ。親の都合でまったく見ず知らずの日本に連れてこられて、そこで前向きに生きていこうなんて、すごいチャレンジ精神だよね。それでも、ちょっとしたお店にはライフル銃を持ったガードマンが立っている国からやってきて、この日本で生きていく可能性を得たというだけで、この子はすごいチャンスをつかんだわけだから、そのチャンスをできるかぎりに生かしてほしいと思うのが人情じゃないですか。 久しぶりに英語で算数の授業をして、頭が疲れた。5年ぶりかな。でも少しずつ思い出してきました。たまたま那覇の教育事務所から視察に来ていた人たちが通りかかって、目をむいていました。そりゃそうだよね、英語で算数の授業をするような先生が、那覇ならともかく久米島では私1人でしょう。那覇にだってそうはいないと思うよ。英語を話せる人はたくさんいるけれど、算数を教えるという技能はまた別だからね。どんなに英語がまずかろうとも、私はその両方を使える。合わせ技で1本、というところかな。 ジャイカの2次試験の結果を待ちながら、いまだに合格しても行くべきかどうか、(合格できるかどうかも分からないのにね)1日に何度も自問自答を繰り返しています。でもね、うぬぼれではなく私は思ったのですが、私が身に付けた技能は、誰かのために使うべきだろうな。だれかの役に立てて喜んでもらって、そしてだれかに喜んでもらうことで私もうれしいのだから。まあ私のことですから、ジャイカがダメだったとしても、どこかに生かしどころを見つけるとは思うけど。…

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フィリピンからのお客さん

リュウキュウアオヘビ、アカショウビンに続く3番目のお客さんです。フィリピン人のお母さんが島人の日本人男性と再婚するということで、やってきました。比屋定校には同じような立場の子どもが通学しているから、その人たちに紹介されてきたみたいです。 この女の子、4年生のクラスに入りました。これで4年生は4人になりました。私は担任じゃないし、特別支援員という立場上頼まれもしないんだけど、この子、幸い英語は分かるようなので、必要に応じてお手伝いをするようにしています。頼まれもしない・・・だいたい私がやっていることはみんなそうなんだけど。校長先生が、教育委員会に日本語指導員の配置を依頼すると言っていましたがそもそも久米島にそんな人がいるかどうか、いなければ新たに雇い入れることができるかどうか、です。人材がない・・・離島の悲しさです。 今はまだ体験入学、つまりはお客さんですが、なんとか比屋定校での生活になじんで、2学期からは正式の転入生になってほしいですね。子どものことだから生活言語はすぐに身に付くでしょうが、算数の未習分野など、またお手伝いしてあげればいいかな。本人がやる気でいるのが何よりです。 余談ですが、中根千枝さんへのインタビュー「序列のある社会は本来、女性にはプラス」を読みました。その中で上野千鶴子さんの東大入学式の式辞について。インタビュアーの方がこんなことを言っていました。上野さんの祝辞で最も反響があったのは、東大生は頑張れば報われると思ってここまできたが、頑張っても公正に報われない社会が待ってい…

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本物釣りクラブ!?

名古屋のクラブ活動といえば、各先生が自分の特技を生かしたクラブを開設し、子どもたちは希望のクラブに参加して、他学年の子どもとも交流をするというものですが、4年生と5年生あわせて8人の比屋定校(6年生はゼロ)ではちょっと違います。活動は、8人全員でする。手のあいている先生もこぞって参加する。年間を通して、いろいろな活動をする、という形です。1学期には料理クラブが開催されました。講師は校長先生で、メニューはピザ風ガレット(千切りにしたジャガイモを焼いたもの)とフルーツゼリーでした。 2学期最初のクラブはなんと釣りクラブです。予定では7月だったのですが、潮が悪かったので延期になったのです。ビニールプールでおもちゃの魚を釣るなんて、そんなちゃちなものじゃない。海まで出かけます。車で約15分、真泊(まどまり)港。どの子もみんな、マイ釣竿にマイリール、マイおもりにマイえさ、その他私にはわからないけど、マイ部品の数々。さっすが、島の子。私がそう口にしたら、「海人(うみんちゅ)ですから」ときたもんだ。山の上に住んでいてもちゃんと海とはつながっているんだね。 子どもたちは「見釣り」と言っていますが、なんといっても水がきれいだから、えさに魚たちが寄ってきたか、えさに食いついたかどうかが上から見えるんです。これは、見ているだけでも楽しいです。 本日の釣果です。手伝いに来てくれた保護者もびっくりの大漁です。ぶち模様の魚がミーバイ(ハタ科の魚)、煮ても焼いても刺身でも、もちろんから揚げでも、とってもおいしい魚です。と…

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