スリランカ編のおまけ

JICAのホームページをチェックしていたら、「2019春募集のスリランカ国派遣取りやめ」のニュースが載っていました。理由は、4/21の爆弾テロ事件を受けて、今後の治安状況が不透明であること、だそうです。6/6の日付だったから、2次試験の面接直前です。ギリギリまで派遣の可否を検討したということなのでしょう。42件の派遣要請が水の泡と消えてしまったことになります。1次試験に合格した人たちは喜んでいたろうに、お気の毒ではありますが。 現在派遣されている人たちの帰国にまでは至っていないようですが、私の任期中でもバングラデシュで全員引き揚げがありました。チュニジアで同様の出来事に巻き込まれた人は、1週間後には出国という指示を受け、身辺整理に追われてきりきり舞いだったそうです。バヌアツでは、夜間外出禁止令は出たけど戒厳令までは出なかったし、やはり平和な国だったのでしょう。それにひきかえ今度行くかもしれない国ジャマイカは、乗り合いタクシーは危険だから、移動には自分で車を運転しろとか、なかなかなかなか・・・です。でも中米の国々はみんな似たりよったりなんじゃないかな。その分JICAのセキュリティ対策がしっかりしていて、必要ならば活動場所まで door to door で送り届けてくれるという情報もあるので、行くかもしれない国ではなく、行けるかもしれない国と言い直します。 本題に戻ります。スリランカ旅行でのこぼれ話ならぬこぼれ写真、ばらばらっと載せますね。まずは初日、バンコクで仮眠したホテルで渡された封筒。中に入…

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スリランカ旅行・まとめ

今年の春休みにスリランカへ遊びに行って、長く続いた内戦が終わって、いろいろと問題は抱えながらもさあこれからだという活気が感じられるような国でした。それなのにそれなのに・・・です。帰国したと思ったらすぐに爆弾テロのニュースが舞い込みました。私が行ってきたばかりの国だから、職場のみんなも気になったようです。 いろいろな問題のことですが、ほんとうにいろいろです。まずは政治家のわいろ。外国企業による開発や、外国の資金援助による大規模事業にはつきものです。自動車をはじめとする高額商品に対する高率の物品税。世界遺産の外国人入場料は、軒並み3000円以上の高額。もちろん税金が国民のために有効に使われるのであれば、スリランカのみなさんも文句はないんだけど、有力な政治家が私物化して、引退後はそのお金を持って海外で暮らすというのがお決まりのパターンのようです。スリランカには資源も人間も豊富にあるのに、国家ビジョンはない、人口が増えて都市部に集中することぐらい簡単に予測できるのに、政府は対応もできず、計画停電がなくならないって。他にも、外国からの圧力による急激な市場開放のせいで、国内の製造業は壊滅的な打撃を受けました。あふれる出るモノを目の前にして、お金が必要となり、そしてコミュニティは崩壊の危機にさらされます。バヌアツと同じ。出回っている商品はほぼ中国製です。ノリタケの工場は、本当に稀有な成功例なのですね。日本人として、誇りに思ってもいいんじゃないかな。関係者のみなさんのご苦労やさぞかしでしょうが、ありがとう。 …

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Keisho Art Exihibition

スリランカで、ガーミニさんといろいろ話したんだけど、その中で子どもたちの絵の展覧会の話が出ました。ガーミニさんはここ数年、スリランカの各地や日本で、スリランカの子どもたちの絵の展示会を行っているのだそうです。この6月下旬には京都で行われるし、9月にはスリランカの地方都市で開かれます。首都のコロンボで開くのはあまり意味がない、それよりも、いろいろと刺激の少ない地方に住む子どもたちにこそ、開かれた広い世界への可能性を届けたい、という話でした。 さて展覧会ですが、1回開催するのに、だいたい10万円ほどかかるんですって。ガーミニさんが1人で負担するのは大変なので、友人から寄付を募ったりしているんだけど、日本にもだれか賛同してくれる人がいないだろうか、という話でした。金額的には、日本人なら1口3万円、ですって。じゃあ私が、とその場で即決しました。スポンサーとして、会場にちゃんと名前を出してね、メッセージも出してくれるかしら、なんて言ったら、すべてOK、われながら、なんでそんな(今から思えば)めんどくさいことを言い出したものかと思うのですが、その時は、ただ黙ってお金を出せばいいというのは不遜だと思ったんだよね。だって、スリランカの子どもたちに日本からあなたたちを見ている人がいるよと伝えること、激励のメッセージを送ること、つまり、子どもたちにとって、自分がどこかの誰かとつながっていると思えることは大切だし、いいことなんじゃないのかな? と思ったので。 ガーミニさんいわく、子どもたちの笑顔からはパワーがもらえ…

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多分詐欺だと思う・・・

コロンボのガンガラーマ寺院。朝の散歩をしていた時に、声をかけられました。いわく、ずっと日本のレストランで働いていたんですって。日本でみんなに親切にしてもらってうれしかった、だから、有名なお寺を案内してあげるって。 すぐ近くだから歩いて行こう、から始まり、歩いても行けるけど、やっぱりトゥクトゥク(三輪タクシー)に乗ろうと、通りかかったトゥクトゥクに乗り込み、ついたのがここ。まさに極彩色の世界です。ヒンズー教の寺院では見たことあるけど、南の国に来ると、仏教の寺院もこうなるんですね。キャンディの寺院が、やはり古都だけあって、シックに思えてきます。お坊さんに、右の手首に白いひもを絆を結んでもらいました。長寿と幸福を祈るしるしです。自然に取れてしまうまではそのままにしておくものなのだそうで、2か月たった今も私の手首についたままです。だんだん汚れがついてきたのは気になるけど。宝物館で、タイ国から贈られたという翡翠の仏像を見たときには、心底ほっとしました。見知らぬ形態、強い色彩の奔流に押し流されて溺れかけていた時に、たった1つ縋りつけるものを見つけたようで。建物の外にもこのような造形があふれていました。興味深い経験ではありましたが、なんだかトゥクトゥク代が異様に高かった。2人分だとか、市内はメーターは使わないとか、変なことを言っていたけど、それに現地の人が別に不審にも思っていないみたいだから、貸し切りみたいなものだし、まあそんなものかと思いつつ、やはり多少は不安になって、早めに切り上げたのでした。でもね、後日…

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ガーミニさんと世界遺産ゴールへ

Gamini Dassanayake さん。ダサナヤイケと読むのかなあ。コロンボでテロがおきる前で、だからもう2か月も前のことになるんですね。春休みにスリランカへ遊びに行くことにしたら、10年ほど前に、当時6年生の子どもたちとともにお世話になり、それ以来何とはなしにつながっている「自立のための道具の会」の鈴木さんが紹介してくださいました。ありがたいことです。ガーミニさんはのべ15年ほど日本で仕事をしていたので、日本語もできるし、親日家です。今はコロンボの郊外で、アイチ・ランカというクリニックを経営しています。ランカはスリランカのことですが、アイチ、は、愛知県の愛知です。ガーミニさんは長らく愛知県で暮らして、そこでいろいろな日本人に助けられたから、だそうです。ジャパンではなく愛知、というところが、何も貢献していない私でもちょっとうれしい。 ガーミニさん、朝ホテルまで迎えに来てくれて、まずはおうち訪問。すみからすみまで見せてくれました。お庭は、ちょっとした植物園みたいに整っています。でもちっともわざとらしくなく、とても自然な感じ。写真むかって左側がもともとの家で、メインの住居です。右側は建て増しした部分で、1階は日本でいうと土間のような(もちろん床はあるんだけど)大部屋で、日本からゼミの大学生グループが来た時には、ここでミーティングをしたり泊まったりするのだそうです。2階はいくつかの寝室で、ロンドンにいる息子さんの友達や外国人が泊まれるように、クーラーつき。どうしてそんなに親切にしてくれるかというと…

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