ゆんたく日和

・・・というものがあるのかないのか知らないけれど、とにかく雨さえ降らなければ実に気持ちのいい季節なので、比屋定や宇江城の面々は、夕方になるといそいそそわそわとゆんたくを始めるようです。こういうしゃべり飲みは、普通は屋外でやることになっているのですが、中には家の中で1人、隠れゆんたくをしている人も多いみたいです。 久米島にやってきてほぼ1年、なぜだか知らぬうちにゆんたくに参加し、そのたびに地域の人々のゴシップに詳しくなっていく私って、いったいなんなのさ。4月に戻ってきてから、週1回のペースです。Mさんのうちの冷蔵庫にはね、私が好きだって言ったから、ワインまで入っているようになったんだよ。いつ来てもいいようにってことか?どうせなら赤より白にしてほしいんだけど、そこまで言うのも図々しい。かといって自分で持っていくのも、また来るよーと言っているみたいで気が重いし。 ウナギがあるよって煮てくれたんだけど、なんだかとても太い。よくよく聞くと、海のウナギ、つまりはウツボのことだった。食わず嫌いで、手を出せませんでしたが。 仕事辞めた後も、ここに住んだらどうか、裏のうち、空いているよ、2000坪ほどあるけど、そんなに土地はいらないでしょ、家だけだったら200万で買えるさ、トイレは和式だから直した方がいいね、と話だけがどんどん進んでいく…こわっ。でもね、本当に大きくていいおうちなんです。 別のグループとは、この空き地でゆんたくしました。名古屋から戻ったその日の夕方。ゆんたくは食べ物が少ないのが欠点だけど、こ…

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三線習っててよかったよ

私が通っている教室ですが、仲宗根研究所というらしい。看板も何も出ていないし、私も人の紹介で通うことにしたわけで、これまで全く知りませんでした。仲宗根さんは、こちらではよくある名字です。発音は同じナカソネでも、「中曽根さん」は見たことがないです。 おけいこ、順調に進んでいます。だいたい1か月で1曲のペースで進んでいます。これは、かなり速いペースみたいです。覚え方というのが、三線はともかく唄の方は基本は口伝えですから。そこはまあ私の場合はインターネットで補えるので、あとはたくさんおけいこするのみです。 久米島高校の離島留学生(千葉県から来ているそうです)の子とおけいこしているのですが、(というか、私が後からその子のお稽古日に入れてもらったという形ですが)その子が夏休みに帰省している間に私だけ進んでしまったので、ちょっとまずいことになったなと思っています。その子にしてみると、やりづらいだろうな、楽しくないだろうな、ますます練習したくなくなるんじゃないかな、と思って。その子、三線も貸与だし、月謝も割引だし、ずいぶん優遇されていると思うんですよ。若い世代にも三線の楽しみを伝えていく、という先生の思い入れが見えるようで、彼女がおけいこを休むたびに、もう来なくなってしまうのではないかと、ひやっとする私です。 先生と1対1なんて気詰まりかなと初めは思っていたのですが、先生の音と自分の音のずれがよくわかるし、三線に関わるゆんたくっていうのかな、それができるから。よくおけいこしていますね、噂はここへも聞こえてき…

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またまた散歩で得をした

犬も歩けば棒にあたる。私が散歩に出ても同じ。今回あたったのはサツマイモの収穫。芋を掘り起こすのは機械だけれど、根っこはつながったままだから1つずつ手でもぎ取ってケースに入れているところでした。ベニイモなんだけど、島内の工場で粉にして島外へ出荷、紅芋タルトなど、主にお菓子の原料になる品種だそうです。この人、学校の子のおじいで、学校の整備をしてくれる人で、私にもいろいろと教えてくれる人。これまでにもこれからも、このブログには登場することになると思うので、今後はMasa56さんと呼ぶことにします。宇江城の豪邸も、この人のおじいさんのものです。奥さんがかぶっているのがクバの葉で作ったクバ笠。島ではお土産用民芸品でもなんでもない、バリバリ現役の日常品です。 いつも私が何も言わなくても、いろいろなことを話してくれます。・こちらとあちらの葉を比べてごらん、 葉はあんまり大きくならない方がいいんだよ、 芋にいく分がとられてしまうからね。・台風24号のせいで、このまえ植えた分はだめになってしまったから、またやり直しだよ。・今年は雨がよく降ったから、よくできた方だよ。・半年かかって、まあ10万円くらいかな。・(サツマイモの栽培は)2年くらい前から始めたかな。 ここから向こうまで全部サトウキビを植えたところで、学校でのアルバイトの3か月分だからね。 アルバイトしていた方がいいさ。・みていてごらん、(台風で倒れた)サトウキビは2月になったらまたしゃんと立っているから。 これほど丈夫な作物はないよ、おかげでバイト…

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ゆんたくしちゃった

ゆんたくというのはおしゃべりのことですが、お酒を飲みながらのおしゃべり、という意味合いが強いです。台風チャーミーとコンレイの間の、飲むぐらいしかやることないもんね、の話。 学校から歩いて帰った日、宿舎のすぐ前の家で呼びとめられました。4人のおとうたちが、明るいうちから飲んでいる。ここ、こないだ転校してきた子のうちなので、そうあっさり無視するわけにもいかないし、「三線あるよ」なんて言われたものだから、え?三線?なになに?なんて感じで、ついつい入り込んでしまいます。出てきたのは、私のよりもいい三線なのかもしれない。少なくともケースは確実にそう。一家に一棹ってほんとうだね。中の1人が「もう5年も触ってないんだけどね」なんて言いながらも、あっという間にチンダミ(調弦)をしてくれました。私はまだできない。3本しかないのに・・・やっぱりこの島には三線が根付いている。この駐車場で飲んでいたんだよ。ビールケースをひっくり返して座って。名古屋からなぜ久米島に来たのか、だれでも聞きたがる話ですよね。でそこにはバヌアツでの話もからむし、島の人にとってはおもしろくないはずがない。ちゃっかりビールをごちそうになりました。通りかかった校長先生も引き込んで、私は標準語の部分しかわからないけど、まあみんなしゃべることしゃべること。なんだか楽しんでもらえたみたいで、今度いっしよにカラオケ行こうと誘われました。 本当に飾り気のない、楽しい時間でした。「まだ1缶しか飲んでないでしょ、酒(泡盛)もあるよ」と勧められましたが、おなかが…

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台風24号で停電

9月29日の未明から30日の午後まで、台風24号による停電でした。29日の午後、台風の目に入った時に30分ほどつながりましたが、台風の目を出て再び暴風圏に入ったら、またていでんに逆戻りしてしまいました。そんなわけで29日のブログはアップはできたものの、それをお知らせするFBの方は間に合わなかったような次第です。島の人たちも、これだけの台風は久しぶりだと言っていました。 台風の目に入っている間と、なんとか過ぎ去った今朝、比屋定集落の様子を見て回りました。あちこちに折れた木々の枝が散らばっています。雨戸が吹き飛ばされないように、打ち付けて、さらにつっかい棒があててあります。昨夜は、さぞ寝苦しかったでしょう。島バナナの木は倒れやすいのか、あちこちで根元から倒れているのを見かけました。サトウキビも、往復両方からの風にまきこまれて方向もバラバラに乱れて倒れてしまっています。これをどうやって立て直すのやら。普段はサトウキビを作っている三線の先生は、サトウキビは少々のことなら自然に立ち直るからと言っていましたが、今回の場合はさすがにそうもいかないらしく、今日の三線のおけいこはお休みになってしまいました。 止めてあった車は、こんなふうに。風で飛ばされてきた葉がはりついています。うちのベランダの窓も似たようなものです。ベランダに置いてある洗濯機の中にも葉が入り込んでいました。いいこともありましたよ。折れた庭木を片づけている人のお手伝いを、ほんのちょっとしたら、とても喜んでくれて「遊びにいらっしゃい」ですって。う…

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刺身のおすそ分け

日曜日の夕方、真泊港。本物釣りクラブで出かけたところです。三線のおけいこが先生の都合で早く終わったので、魚のセリ市が立つ場所と日時を確認するために真泊港へ。目的は無事に達しましたが、あらあら、なにやら不思議な人影が。とれたての魚をさばいています。なんと鮮やかな手さばき。どんどん刺身用の短冊ができていきます。見とれてしまいました。 2人は兄弟で、魚はシイラとキハダマグロだそうです。これからどこかの店へ売りに行くのかと思ったら、違う、これはおすそ分け、お彼岸だから、お供えとして親戚に配るんだ、とのことでした。そのために日曜なのに漁に出たんだね。これがトロ。シイラとマグロ、小さい塊でいいから売ってくれないかな、どうやって言い出したものかと思っていたのですが、さあ刺身を食べなさいということになり、漁師仲間とともに私まで短冊をもらうことになってしまいました。「もちもちでしょう。とれたてだからね。仲買いに出す前だからね。」本当にねえ。よくテレビ番組なんかで船の上でとれたての魚を刺身にして食べているけれど、さすがにマグロはないでしょ。「5月に揚がった350キロの本マグロも食べたけど、今日の方がうんとおいしい」と言ったら、2人ともとても喜んでくれました。 おまけ。この赤い魚がアカマチ。深海魚だそうです。なかなか端正な姿かたちだと思いませんか。どうりでおいしかったはずだわ。

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