夏休みを締めくくらないと

夏鳥アカショウビンの鳴き声が、あまり聞こえなくなりました。朝夕、うるさいほどだったのに。同じく夏鳥、テッペンカケタカのホトドギスは聞こえてこないなあ。もう行っちゃったのかなあ。かわりに、ウグイスの声がもどってきた感じです。ウグイスは留鳥だから。鳥の声を聴きながら、季節の移り変わりを知るような生活を送ることになるとは、夢にも思いませんでしたが。そんなわけで夏も終わりに近づいたかなと思って、夏休みのしめくくりをしないと、と思った。 今年の夏休み、なんだかあんまり遊んだ気がしない。なぜかなーと考えてみたんだけど、旅行に行っていないんだよね。名古屋へ行ったのはあれは帰省だし。名古屋の実家? と比屋定の家と、これ以外の所へ泊っていないんだよね。あ、那覇には1泊したけれど、あれは飛行機が遅れて不可抗力だし。これって、私の夏休みパターンとしてはあり得ないことです。まあ退職して、毎日が夏休みみたいなものだろうと言われればそれまでですが。 隣りの渡名喜島行きは、2度挑戦して2度ともダメでした。夏休みは宿も結構こんでいて(なにせ絶対数が少ないし)、やっととれた日にはフェリーが出ない。息子たちが遊びに来た時もずっと雨だったし、今日も海遊び兼用でバーデハウスへ行こうかなと思っていたら、86mm/hという猛烈な雨、風も唸っています。 いずれにしろ、台風に振り回される季節に遊びに行こうというのは、なかなか難しいことだとやっと納得というか、あきらめがつきました。 おまけ。この夏休みに大好きになった食べ物。ジューシー。沖…

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天国にいちばん近い島

久米島へ来る人にとって、夏に限らず最大のイベントは「はての浜」へ行くことでしょう。まわりをサンゴ礁に取り囲まれている久米島ですが、そのサンゴ礁の上にできた7kmにも及ぶ砂洲、それがはての浜です。あるものは、砂だけです。 本家、天国にいちばん近い島ニューカレドニアにも行ったけど、はての浜だってそう呼ばれてもいいと思う、それぐらいの場所でした。台風15号のせいでずっと雨続き、さらに突然台風16号が近海に発生して、なんの予告も前触れもなく強風圏にとりこまれるという、とんでもない不幸せなめぐり合わせでしたが、最終日、なんとか間に合って、本当に良かった。 5歳の子がいるので、グラスボトムボートにしました。残念ながらウミガメには会えなかった。満ち潮で、ウミガメは餌を求めて回遊に出ているからだって。 こんな青空だったのに、雨雲の襲来。このあとすごい雨に降られて、予定より早い船で帰りました。台風の余波でボート・シュノーケリングはできなかったし、海底の砂が巻き上がって、海水の透明度はいまいちでしたが、それでも魚はたくさん見たし、十分満足です。気持ちのいい風に吹かれて、比屋定の里をゆったり散歩できなかったことと、せっかく一緒に買った花火ができなかったこと、アカショウビンの声をきかせてあげられなかったことはちょっとだけ残念でしたが、ゆったりまったり、いい夏休みでした。

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Home sweet home

夏休みだけあって、飛行機は家族連れが多く、満席でした。私が乗った便だけでなく、今日の便は全部満席みたい。次の便なんて、アムロジェットだし。機上から見る海の色に子どもたちが歓声をあげているのを聞くと、そうでしょすごいでしょと、自慢したくなる私でした。夏の久米島いちばんのイベントだから、ぜひ見るべきだとたくさんの人に言われたので、私は明日からの久米島祭りにあわせて帰ってきたのですが、この人たちはそんなこと関係なしに遊びに来たのでしょうね。お祭りは、いわばボーナスかな。 久しぶりに戻った久米島は、赤とんぼが群れ飛んで、まるで秋の風情です。夏の鳥アカショウビンはあいかわらず鳴いています。暑いことは暑いのですが、名古屋に比べればどうってことはないよ。飛行機に乗り遅れるというハプニングの後でもあり、うちに着いて部屋から山を見たときには本当にほっとして気が抜けたようになりました。きっと緊張していたんだね。初めてのことで、荷物もたくさん抱えていたし。 散歩の途中で撮った写真。防風林の中にあるのは久米島紬の共同作業所、その向こうに道を挟んで比屋定校、学校の背後は宇江城岳、そしてその上の宇江城城跡。曇っているせいもあって、秋のおももちでしょう。 こちらは数時間前までいた那覇。ゆいレールのホームの上から。中央ちょっと右、道路の先にある「チュラ琉球」というベージュのビルが、私の好きな温泉付きホテル。もとシティホテル、今はビジネスホテルといったところかな。でも清潔だし立地もいいし値段も手ごろでいいと思うよ。那覇もおも…

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FMくめじま、聞いています

「島の図書室」(6月29日)にちょろっと出てきたFMくめじま、ガラホの私は、サイマルラジオのほうから聞いています。といっても、こういうのはローカル情報、ローカル感が命綱だから、久米島に縁のない方は聞いてもおもしろくもなんともないかも。 24時間放送とはいえ、ほとんどの時間は音楽を流すのみの音楽番組です。琉球音楽をはじめ、懐かしのメロディっていうやつ?対象年齢はかなり高めか。パーソナリティの入っている番組でも、おしゃべりの合間にはリスナーからのリクエスト曲がかかります。ちょっとなつかしい歌、40~50年くらい前にはやった歌。あ、この歌知っているという発見を楽しんでいます。島の図書室と同じです。ラジオも図書室も島時間の中で漂っているような。 時々入るコマーシャルもローカルそのもの、ほとんどが島内の会社・お店です。たまに本島のレンタカー会社や引っ越し業者の宣伝が入るくらい。だから聞いていても、あ、このお店知ってるよなんて、うれしくなって、ついくすっと笑ってしまう。そんなことがよくあります。 意外だったのが、町議会の中継放送(録音かも)。知っている人が知っていることについてしゃべっていて、結構面白い。興味が持てます。小さいコミュニティだからなんでしょうね。愛車の車屋さんも、もと町長さんで、今は本業味噌つくり、副業中古車販売だからね。 FM久米島とは関係ないけど、写真は、アダンの木です。港の近くの家の防風林になっていました。バヌアツで初めてこの木を見たときには、「ん? パイナップルって、木になるんだ…

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教員住宅を解放せよ!

比屋定校には、教職員住宅が2棟あります。どちらも築40~50年、各4~5軒です。比屋定校も盛時は児童生徒の在籍数が300人を超えたそうですから、教職員の需要は多く、かといって島に賃貸住宅はないし、という状況だったのでしょう。比屋定にかぎらず、島のあちこちに教職員住宅があります。 過疎化と少子化(比屋定では6人兄弟もあるけど)、民間の賃貸ができてきたこと、(島の若い家族の需要があるんだって。 古くて3万円の家賃より、5万円でも新しいところがすぐにうまる)、教職員住宅の老朽化、いろんな要素があいまって、教職員住宅も空き部屋があります。それを子どものいる家族に開放し、学校の児童数を増やそうという話があります。そういえばうちの学校でも、地元から来る児童のほとんどは町営住宅住まいです。比屋定に限らず久米島では、6つの小学校のうち3校がすでに複式学級を始めているか始まりそうか、です。ちなみに、児童数が2学年あわせて14人以下になると、複式学級になるんですって。これらの地域では、確かに子どものいる家族が住む家というものが、ない。比屋定でも町営住宅を建てようかという話は出ても、島内での人の移住だけではあまり意味がないということで、実現は難しい。保護者や地域の方対象に今度地域懇談会というのがあって、比屋定小学校の今後についての話が出るそうです。どうなるのでしょう。 写真は「つむぎ橋」。このあと「てぃーだ(太陽)橋」が続きます。私の住む比屋定は、この山の裏側。この2つの橋ができるまでは細いまがりくねった山道を通っ…

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アカショウビンのいる学校

毎日夜明けから日暮れまで、時には暗くなってからも、いろいろな鳥の鳴き声に囲まれて暮らしています。ホーホケキョくらいは、さすがに物を知らない私でも知っていました。うぐいす、名古屋の我が家の庭に来ている同類さんより、さすがに上手に鳴きます。谷渡りもよく聞かせてくれます。ところが、テッペンカケタカとなく鳥の正体がどうにもわからない。わからないとなると気になって仕方がない。ネットが使えない時期だったので、島の自然のことならここがいちばんという「ホタル館」へ行ってきました。名前はホタル館ですが、クメジマボタルが暮らせる生態系を守るための施設ですから、自然館と呼んでも差し支えないでしょう。で、テッペンカケタカの正体は、なんとホトトギスであることがあっさり判明したのでした。 館のスタッフに、比屋定ならアカショウビンもいますよと教えられ、これはどうも特別な鳥らしいと気づき、ネットで鳴き声をチェックした次の日、暮れ方に聞くことができました。どこまでも落ちていくような特徴のある声。この鳥が、私のすぐそばにいる。本当に山の中に住んでいるのだなあと、あらためて思うのでした。 そしてある日、ついに会えました。学校で。何やら赤いものが飛んでいくと思ったら、それがアカショウビン。木々の中に隠れてしまうので鳴き声だけではなかなか探せませんが、25センチもある美しい鳥ですから、飛んでいる途中ならば見間違えるはずもない。学校の裏はそのまま山ですから、学校の木にも飛んでくるのですね。アカショウビンのいる学校、それが比屋定校です。

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