続・カジマヤーがあるんだって

カジマヤー当日の朝、会場の公民館は手作りの温かさで満ち満ちていました。 本日の主人公、藤江おばあちゃん。お元気です。ジープの荷台にあつらえられた特別席にも、支えられながらも自分で登りました。「かわいいおばあちゃんだねえ。 うちもこんなことしようね。おばあちゃんには長生きしてもらわんと。」こんな言葉があちこちから聞こえてきました。パレードの出発です。先頭を行くのは地区の広報車。「沿道の皆様、ご声援をお願いします。」だって。家族や親族のみなさんが、全部で8台の車を連ねてのパレードです。おばあちゃん、堂々の晴れ舞台です。みんなが道に飛び出してきて手を振ります。風車やお菓子が配られます。子どもでなくてもいいみたいで、私ももらえました。 この衣装(日本の和服ではなく、琉球の衣装、琉装です)、レンタルではなく買うのだそうです。誰かに貸してあげるとかの使いまわしもしません。そして、お亡くなりになった時にまた着せてあげるんですって。 他にもパレードは同じ道を通らないとか、橋を7つ渡るとか(「久米島に橋が7つもあるかねえ」「だからね、どんな小さい水路でもいいのさ」なんて言っていました)、いろいろなご当地ルールがあるみたいです。 今回のパレードは簡素な方みたいです。このあと私も移動したのですが、先に出た車列に追いつき、期せずしてパレードの一員となりました。追い越すなんて無粋なことはだれもしないからね、そんな車が私の他にも数台ありました。 同僚に結婚式とカジマヤーはどっちが派手なの? と聞いたら、どっこい…

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カジマヤーがあるんだって

三線のおけいこに山を下りる途中、ふらりと立ち寄った山里ゆんたくで。いつもならだれかとだれかがゆんたく(おしゃべり)しているテーブルで、地区のみなさんが、すごい数のカジマヤーを作っているのでした。 頭(風をうけてくるくるまわる部分)と柄とが、本島からべつべつに送られてくるらしい。こんなにたくさんできているのに、まだまだ作っています。97歳のお祝いがあるんですね。オープンカーに乗ってパレードするんでしょ、見たいなーと言ったら、土曜日の12時に公民館を出発して、兼城までずっと降りていくから、この辺へ来たら見えるよ、だって。オープンカーは、レンタルできなかったのでジープだそうです。うー、土曜日は11時から車エビフェスタもあるんだけど、カジマヤーのパレードを見るのが先かな。 入口のガラスにはってありました。この人が主人公なんですね。ふくさとさん、おめでとうございます。

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やっぱりね…またまたお墓のこと

これまでにも書きましたが(「お墓がいっぱい」「お墓アンケートと里の秋」「沖縄のお墓とカジマヤー」)、沖縄の葬墓制度、とても興味があります。それでこんな記事を見つけました。所有者不明のお墓が、都市再開発の妨げとなっているというわけです。やっぱりね、というか当然、こういう困ったことも起きてくるんですね。それにしても、同僚に「そんなこと(墓の放置)をしたら怒られますよ」と言われたこともあり、骨壺が残ったままで放置されたというのは、ちょっと意外です。 3年生の社会科で、地図記号の学習をします。内地では当たり前のお寺や神社の地図記号ですが、見ていてはたと思考が止まってしまいました。久米島に神社って、あったっけ?御嶽(うたき)はたくさんあるけれど。お寺って、あったっけ?東本願寺布教所の看板は見たことがあるんだけど。 鳥居は、あるんですよ。君南風殿内(ちんべーどぅんち)や南謝門(なんじゃもん)みたいに。沖縄では、神様というのは祖先なんですよね。祖先崇拝で、死んだ人がそのまま神となって後の人を守ってくれるというような。人によっては、こういう在り様を「トートーメ教」と呼ぶほどだそうですよ。神社と呼ぶのにはちょっと抵抗があるというのは、やはり私が内地の人間だからでしょう。むしろ英語shrineの方がすっと納得できるのは、こちらの方が汎用的な言葉だからかな。 トートーメというのは、位牌のことです。内地では夫婦で1つですが、こちらでは一族で1つです。家のメイン座敷に、こんなふうにトートーメのためのスペースが設け…

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