Sing sing sing

いわずとしれた、ベニー・グッドマンの名曲です。この秋の学習発表会? 学芸会? で、子どもたちがリコーダーでやるんですって。リコーダーのいちばん簡単な音「シ」だけでできる曲だから、ということで選ばれたみたい。なんて無謀な、と思ったけど、支援員の身分ですから、はいはいと納得して、ちょっとでもジャズっぽくなるようにしてあげるしかないかな。担当の先生は、リズムが楽譜と違っているよ、なんて子どもたちに言うんだけど、(だからジャズの名曲を選ぶなんて無謀なんだよ)ジャズでは楽譜なんてもともと目安にしか過ぎないんだし、何回もやっていればそのうちに、みんながお互いの音を聴きながら気持ちよくふけるようなリズムに落ち着くだろうし、またそうなるように誘導できるようなピアノを弾くようにするし、それこそが音楽を作るということでしょ。その楽しさを子どもたちに伝えることができれば、災い転じて福となす、なんだけどな。 比屋定校は小規模で複式学級、音楽の授業に至っては、2年生から6年生までの15人、つまり全校児童で行っています。音楽の部の今年のテーマは世界1周、テーマ曲「80日間世界一周」にのせて、イギリス、フランス、ブラジル、アメリカ、中国か韓国、そして沖縄等、世界各地の曲を演奏したり歌ったりするという趣向のようです。それもまた数年前の発表会の焼き直しのようですが。曲と曲の間に子どもたちは楽器を変えたり場所を移動したりするので、その間を私がピアノでつなぐのだそうです。年に1度の音楽会って、大曲に挑戦して技能をあげるいいチャンスな…

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三線のおけいこも2年目です

去年4月に久米島へ下見に来るや、すぐに三線の注文に行ったというのに、島時間とでもいうのかなかなか作ってくれなくって、5月も末になってやっと先生の元へ出かけるようになったのでした。先生にそう言ったら、ほお、もうそんなになりますか、ですって。ほめられたのかその反対なのか、どうとらえていいかよくわからない返事でした。 11連休(カレンダーでは10連休だけど、自主的に延ばしたので)の間、まったくおけいこをしませんでした。楽譜だけは名古屋へ持って行き、歌だけでも練習しようという気持ちはあったのですが、結局ダメでした。予定外にもピアノのことで夢中になってしまったので。案の定、島へ戻って最初のお稽古は散々でした。でもね、以前に習った曲は簡単でも躓くのに、近々に習った曲は大丈夫なんですよ。難しいはずの古典なのに、「押しどころがよくなってきているから、音がずれなくなった、このようにね(この調子でねの意)」今の私にとっては最もうれしい言葉でほめてもらいました。だって、耳ができてきたってことでしょ。目印にとらわれず、自分の耳で聴いて音を選んでいるってことでしょ。この一言だけで、もう1年続けられる、と思えたほどです。 幸い、連休明けのおけいこも3回目からはなんとか立ち直りましたが、新曲3曲、しかも全部古典、おまけにマイナーなのか、ユーチューブでも見当たらない曲ばかり、同時並行的に習うことになったみたいで、意気消沈しています。先生いわく、毎回1回ずつはさらいましょう、そのうちには整ってきますよ、ですって。とてもそんなふ…

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アレンジ

ビアノの練習、続けています。勤務時間終了の午後4時になるといつもいそいそと体育館へ向かう私。花と畑の水やりもかねて、土日もたいてい学校へ出かけています。慣れてきたというか耳が肥えてきたというか、初めはあんなに感激した音楽室のグランドピアノも、今弾いている体育館のグランドピアノに比べると物足らなく思えてくるほどです。人間、贅沢にはきりがない。 ここ1年ほど同じアレンジャーの曲をずっと弾いていました。この2冊です。ピアノを弾かない人でも、CDを聴くだけでも価値はあると思う。ピアノソロ 「プロフェッショナル・ジャズ・ピアノ」 松本圭司 【CD付】ピアノソロ 「プロフェッショナル・ジャズ・ピアノ」 中島 徹 【CD付】 さすがにちょっぴり飽きてきたので、違った感じの楽譜を探そうかと思ったんだけど、なかなか見つかりません。仕方がないので、つなぎでいいか、クリスマスだし、と、ジングルベルの楽譜とこの冊子を買いました。月刊Pianoプレミアム 極上のピアノ2018秋冬号テレビドラマの曲はほとんど見ないから関係ないけど、ジャズ系の曲が3曲分入っていたので。 曲のアレンジって、難しいですね。装飾音がいっぱいでキラキラしていれば派手だけど、見かけ倒しになりがちだし、旋律に頼っただけのものは、リズムがおざなりで甘ったるいムード音楽になってしまうし。原曲に忠実なアレンジ、といえばそれはそれでいいんだろうけど、つまりは非個性的ということで、物足りない。Jazzのことなんて知らなかったのに、初めっからいいのを、そして難…

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学校のクリスマス

山暮らしなので、町のイルミネーションがどうなっているかはわからないけれど、学校ではクリスマスの準備万端です。」まずは保健室前の掲示板。12月1日の世界エイズデー(赤いリボンです)とタイアップ。ツリーを開くと、エイズに関するいろいろな疑問の答えがわかります。サンタさんから手紙が届いたよ、と2年生の子がうれしそうに見せてくれました。教室のベランダのガラス窓につけたファイルフォルダに手紙を入れておくと、返事が届くのだそうです。もちろん、担任の先生の仕業なんだけどね。英語で書かれているところが、念が入っていますね。学校図書館でも。やっぱり世界エイズ・デーとタイアップ。ハロウィーンの時と同様、また5年生が全校児童をまきこんでのクリスマス会を考えているようです。私も、ジャズっぽいジングル・ベルの楽譜を買ってみました。クリスマスまでには弾けるようにしないと、1年間お蔵入りになってしまう・・・

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すてきな人たちに会いました

ふらふら島歩きの途中で偶然出会った人。私の他にも、こんなところへ来る人がいるとは思わなかった、ですって。いっしょに。涙石へ向かいました。その昔、若き按司(あじ。支配者)が兄弟間の政争に巻き込まれ、故郷の粟国島に返された母を思って、この石(写真右下の石)に登っては粟国島を眺めたそうです。粟国島は見えなかったけれど、海はどこまでも続いていました。それから、サトウキビの真ん中に取り残されたような昔ののろし台へ。西銘にも同様のものがありましたね。外からの船の航行を、那覇の王府まで知らせるための場所です。 東京の方だそうです。夏の間はあった羽田からの直行便も終わり、那覇で乗り換えて。久米島は歴史的にも面白い土地だということで、話が弾みました。東京では久米島への移住説明会にも参加したそうです。問題はやはり生計を立てるための仕事を見つけること。どうしても、医療・介護・教育・保育に需要が偏ります。さらっとこちらへ移ってきた私は、やはり運がよかったのでしょう。 もう1人はピアノの調律師さん。久米島に来るとほっとするというのは、のんびりと仕事ができるということのようです。学校同士が近くて移動距離が少ないから、4台調律してもこの時間に(5時半くらいだったかな)仕事を終えることができるって。毎日の生活の中に、自分の時間をちゃんと確保することの良さを知っている人かな。イタリアでの生活というのも、多分そういうものだったんじゃないかな。いい仕事をしたい、だから時間に追われるのは嫌だ、みたいな。 子どもが独立したら…

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すてきなピアノに出会いました

学校のピアノの調律。毎年きちんと行われています。久米島町教育委員会、すごいね。 調律する人は沖縄本島からやってきます。島に1週間滞在して、全小中学校と改善センター(ホールみたいなところ)、あと個人宅のピアノ?も、計20数台の調律をするそうです。本当及び離島のあちこちへ行くけれど、久米島へ来るのは大好き、ほっとするそうです。私も調律の合い間に、いろいろと話ができて楽しかったです。 学校にはピアノが2台あります。音楽室と体育館です。体育館のピアノが大きくて素晴らしい。私がちらっと弾いてみただけで、音楽室のものとは比べ物にならないことがわかります。1952年のものですが、ずっと本土にあって個人の持ち物だったためか、状態もとてもいい。ずっと久米島の中学校・高校で吹奏楽の指導をしていた先生が、6年前、娘さんが使っていたものを久米島に寄付したのだそうです。島内で体育館にピアノがない学校ということで、比屋定小に白羽の矢が立ったらしい。離島のそのまた山の中で、こんな素敵なピアノにめぐりあうとは。びっくりです。でも、ほとんど使われていません。先生たちは自虐的に「得意楽器は(CDプレーヤーの)再生ボタン」と言っているくらいだし、うちのような小規模校では、入学式でさえランチルームで行うくらいですから。音楽室に入れるには大きすぎるしね。これまでは暑いので、多少とも山からの風が入る音楽室で練習していたけれど、これからは体育館の舞台の片隅にこもり、このピアノで練習することにします。体育館だから気にならないけど、このピアノ…

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