芸能の水脈は流れる

三線、木綿花節のおけいこ中です。もめんばな、ではありません。むみんはな、です。私も三線の先生に何度も訂正されました。 具志川城の按司(あじ。支配者)が、この原っぱで花を摘んでいる農家の娘を見初めます。結ばれたところまではいいのですが、按司は那覇の王府に滅ぼされてしまいます。写真は再掲です。(7月30日「名古屋で食べたかったもの」) もともとは労働歌だったのでしょう、木綿を摘んで、いとしい人のために汗拭きの布を織りましょうという歌詞なのですが、でも、久米島で綿花は作っていたのかなあ。久米島紬は絹だから、養蚕はしていたんだけど。 これが歌碑です。 久米島を舞台とした3大名歌が「木綿花節」「久米阿嘉節」「黒石森城節」で、(「久米阿嘉節」は、以前に書いた阿嘉のひげ水が出てくる歌です。)毎年行われる久米島古典民謡大会では小中学生の部が「木綿花節」、成人の部では「久米阿嘉節」が課題曲になっています。先生いわく、「木綿花節」は久米島西中学の第2の校歌と言われているそうで、毎年運動会では全女生徒が踊るんだって。5年前の運動会での地方(じかた。歌と三線を担当する人)は、先生のお孫さん2人。2人とも男の子で、いとこ同士で、今は高校生ですって。琉球芸能のコンサートに出かけた時にも思ったのですが、普段の生活では、特に琉球の芸能の流れを感じることはありません。カチャーシーだって、みんながみんな待ってましたとばかりに踊り出すというわけでもなく、見てるだけの人も多いから。けれどもこうやって、時々、ひょんなこ…

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ちょっとお隣りまで

久米島に4か所ある城跡のうちの1つ、登武那覇(とぅうなは)城跡に登りました。城跡そのものは山の中腹にあるのですが、山頂の展望台まで車で簡単に行けます。海上に白く伸びているのが砂だけの島「はての浜」、その向こうにかすんで見えるのが渡名喜島。よし、あそこへ、行こう。というわけで、片道2時間の隣島、渡名喜島へ行くことにしました。[ここに地図が表示されます]那覇と久米島の真ん中だから、どちらからでも50キロぐらいですね。フェリーにも一度乗ってみたかったし。 海を仕切って海上運動会をするのはこの島だけだよ。飛行場がない分、ローカル色も残っているそうです。ウミガメにもちょこちょこ出会えるらしいし。浜からのシュノーケリングもOK、村落の中の道にはサンゴが敷き詰められていて夜にはライトアップも・・・なんだか期待がどんどんふくらみます。渡名喜島の観光協会はこちら。 さっそく電話。2泊しようと思ったのですが宿が空いておらず、1泊になってしまいました。台風が来ないのを確かめてから予約を、なんて思っていた私は出遅れです。それでも、わくわくでひまひまの私は、喜び勇んでフェリーの切符を買いにターミナルへ。ちょうど那覇からの便が到着したところでした。そしてまた那覇へ向けて出航。降りる人と乗る人が交錯する時間です。那覇までだと島民割引が使えるんだけど、渡名喜島まででは使えない。おまけに、窓口のお姉さんいわく、渡名喜島へ行くかどうかは当日にならないとわからないから、切符を買うのは当日の朝にした方がいいよ、だって。ほんと、離島感…

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Home sweet home

夏休みだけあって、飛行機は家族連れが多く、満席でした。私が乗った便だけでなく、今日の便は全部満席みたい。次の便なんて、アムロジェットだし。機上から見る海の色に子どもたちが歓声をあげているのを聞くと、そうでしょすごいでしょと、自慢したくなる私でした。夏の久米島いちばんのイベントだから、ぜひ見るべきだとたくさんの人に言われたので、私は明日からの久米島祭りにあわせて帰ってきたのですが、この人たちはそんなこと関係なしに遊びに来たのでしょうね。お祭りは、いわばボーナスかな。 久しぶりに戻った久米島は、赤とんぼが群れ飛んで、まるで秋の風情です。夏の鳥アカショウビンはあいかわらず鳴いています。暑いことは暑いのですが、名古屋に比べればどうってことはないよ。飛行機に乗り遅れるというハプニングの後でもあり、うちに着いて部屋から山を見たときには本当にほっとして気が抜けたようになりました。きっと緊張していたんだね。初めてのことで、荷物もたくさん抱えていたし。 散歩の途中で撮った写真。防風林の中にあるのは久米島紬の共同作業所、その向こうに道を挟んで比屋定校、学校の背後は宇江城岳、そしてその上の宇江城城跡。曇っているせいもあって、秋のおももちでしょう。 こちらは数時間前までいた那覇。ゆいレールのホームの上から。中央ちょっと右、道路の先にある「チュラ琉球」というベージュのビルが、私の好きな温泉付きホテル。もとシティホテル、今はビジネスホテルといったところかな。でも清潔だし立地もいいし値段も手ごろでいいと思うよ。那覇もおも…

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宇江城城

宇江城(うえぐすく)城跡。標高300メートル、久米島最高峰の宇江城岳の上にある古城跡です。比屋定の隣の集落が宇江城(うえしろ)、だから学区です。360度の見晴らしが楽しめます。戦後まで城跡はかなり残っていたそうなのですが、戦後米軍がレーダー基地を作る際に、門なども壊されてしまったそうです。発掘調査は行われましたが、現在の道は、基地工事の時に作った道で、城へ続く本来の道筋さえ今ではわからなくなってしまいました。名前からしても、宇江城の里から登る道があってもよさそうなものですが。もうちょっと近づくと、こんな感じ。ただの砦ではなく、按司(あじ。王ではありませんが、土地の実力者です。)の住居などもあったようです。学校の裏山がこの山なのですよ。久米島にはあと2つ城跡があるので、そのうちには行ってみようと思っています。

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名古屋で食べたかったもの

この夏帰省したのは、いろいろやりたいことがあって。息子の顔を見る、歯医者、美容院、冬物を持ち帰るなどなど。ついでに、懐かしいものを食べようと思って。① ウナギ       久米島の職場で土用の日の話になって、ふと疑問が。   久米島にはウナギ屋さんがあるのか?       専門店はないそうです。でも、居酒屋さんでやっているところがあるんですって。   久米島の人は分からないけれど、本当の人はうなぎが好きなようです。   みんな、食べたーいと叫んでいましたから。   でも、ひつまぶしはやはり名古屋でしょう。② 国産鶏   スーパー等に売っているのは、ブラジルから輸入した冷凍チキンです。   久米島赤鶏はイベントのときしか売らないし、買える単位量が多いんだよね。   だから、国産の歯ごたえある生鶏? をたっぷりと食べたかった。   もも肉に塩をふって、庭のローズマリーとともにオーブンでじっくり焼いて。③ うどん・きしめん   給食にもそばが出るくらいだからね。うどんもきしめんも、あったとしても乾麺だよ。   だいたい沖縄のそばにはそば粉は使われていません。うどん粉です。   かん水も使うから黄色っぽくて、縮れや太さもラーメンっぽい。   だからもちもちっとした、あっつーいうどんとつめたーいきしめんが食べたかったのさ。   (あつい・つめたいは別に反対でもいいけど。)④ 喫茶店のモーニングサービス。   名古屋といえばこれでしょう。   久米島にはモーニングどころか、   朝おいしいコーヒーを飲めるとこ…

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