やっぱり紬、織りたいな

とある週末の山里ゆんたく。こんなものが置いてありました。これは絶対に紬の道具に違いない。聞いてみたら、やはりそうでした。このお店は、字のおかあたちが交替で店番をするみたいで、この日の担当のおかあが持ち込んだそうです。この人、いつもは西銘の共同作業所で織っているんですって。ちょっと見にくいですが、これは絞りの設計図です。大きな方眼紙に模様がびっしりと書いてあります。この図にあわせて、種糸を作ります。文字だけで知っている用語が、私の中で、ああそういうことだったのねと、実際の作業と結びついていく瞬間です。以前に織ったものの評判がよく、もう1つ同じものをと、注文が来たんですって。といっても染めから織からすべて手作業ですから、まったく同じ色がでるかどうかはわからないって。なんといっても染めより織りが楽しいのだそうです。自分の目の前で少しずつ、確実にできあがっていく楽しさ。いいなあ。久米島で数年修行したら、名古屋へ機を持ち帰ってできないかしら、でも工程がいろいろあって複雑だから無理だよなと、一度はあきらめたのに、そんな話を聞いていたら、やっぱりやりたくなってしまいます。この島にいる間、きっと何度もこういう気持ちの揺り返しにあうんだろうなあ。 おまけ。山里ゆんたくに売っていた、採れたて野菜の詰め合わせ。見た目もきれいで、クッキーの詰め合わせかなんかみたいに、すてき。

続きを読む

とろいことを聞いてしまった・・・

とろいというのは名古屋弁で、ばか、動作などがのろい、鈍いというような意味です。 三線のおけいこ、入門初心者コースはなんとかクリア、初級コースになったかな、とぼつぼつ続けています。昨年のうちに、ついに兄弟弟子だった高校生は実質首になり、(練習ができないようだから、練習する時間がとれるようになったらまたいらっしゃい、と、 先生が貸与してあった三線を引き取りました。 また人が使うからよ、と言って。 鮮やかなものでした。よくあることなのかな。)名実ともに個人レッスンです。 今練習をしているのは地元の曲「久米島ジントヨー節」です。阿嘉のひじ水、久米島紬、フクキ並木、九年母(シークワーサー)・・・ついには、栽培する芋の種類「クラガー100号」と、久米島のいいところが次から次へと出てくるご当地ものです。 けれども、やはりローカルだからなのでしょう、頼みのユーチューブでも、頃合いなお手本が見つからないんだよね。ということは、何が何でも週2回のおけいこで、耳で覚えるしかないということです。同じくご当地ものの「木綿花節」でもそうだったけど、これはなかなか難しい。 三線を演奏する時には、右の太ももの上に胴を垂直にのせます。堂は、太もも以外には体に触れません。けれども、これもなかなか難しい。自分の指を見ないと不安だから、どうしても胴を傾けてお腹で支える姿勢になってしまうのですが、先生にはことあるごとに「先生、もう見ないで弾けるよ」と言われるのです。(三線の先生は、私を先生と呼ぶのです。そりゃあまあ学校の先生だから…

続きを読む

冬支度をしなくては

新聞の折り込みチラシを見ると、電気屋さんの広告に暖房器具が載っています。エアコン、ホットカーペット、こたつ、電気毛布、灯油ファンヒーターに電気ストーブ等々、内地で使うのと全く同じです。最低気温が10℃前後の沖縄で、こういう暖房器具も必要なの? と聞いてみました。答えは、「もちろん」でした。こちらでの家造りのモットーは、とにかく頑丈が一番。台風対策ですね。だからコンクリートの打ちっぱなしがいちばん理にかなっているらしい。そのかわり、断熱材なんて使わないから、隙間風がひどい。沖縄の冬は風が強いから。まして海に囲まれた小さな離島ではね。 余談ですが、うちの外装や内装にこだわらないので、ちょっと腕に覚えのある島のおとうは、家も自分で建ててしまいます。人件費はともかくとしても、資材は運賃の分だけ内地よりも高いから。そういえば、三線教室の建物もそんな感じです。 夏休みに名古屋へ帰った時に、冬の下着は持ってこなかったんです。下着はなくても、Tシャツなどを重ね着すればいいかと思って。風は強いから、風を通さないジャンバーがあればそれでいいかなと思っていたのですが、ヒートテックみたいなのがあれば大丈夫だよ、と言われてびっくり。ということは、必要なんだ。下着はしっかり来て、その上に着る服は1枚ですっきり、ということのようです。もこもこ着ぶくれはしないみたい。暖房器具も、1年目はともかく、体がこちらの気候に慣れてしまう2年目には欲しくなりますよ、だって。 おまけその1。学校にたくさん咲いているツワブキの花。何か冬ら…

続きを読む

山里ゆんたくでお買いもの

毎週2,3回は立ち寄るので、すっかり常連さん扱いです。今回はミニトマトの苗を買いに行ったのですが、こんな箱に入れてくれました。牛乳パックではありません。1回り大きい久米島の久米仙、泡盛1.8リットルのパックです。ゆんたくかあさん(ここではスタッフのことをそう呼んでいます)いわく、「のんべぇがいるもんだからねえ、使ってみようかと思って。」このリサイクルパック、私も捨てずに、園芸道具として使うことにしました。ミニトマトの苗、1つ60円、産業祭りより安かった。すくっと伸びて元気そうだし、すでに花もついているし、名古屋なら200円くらいはするんじゃない?もっともこの時期ではまだ売ってさえいないだろうけれど。食べるのが楽しみです。入口の外にこんな鉢を発見。小袋に入れた肥料までついています。左が絹さやえんどう、右(切れているけど)がいんげんの鉢仕立てです。どちらも1000円。生産者が値段をつけるシステムだから。私が思わず、絹さやえんどう1000円分なんて、元がとれるかしら、とつぶやくと、ゆんたくかあさんの答えも、「私(生産者に)もそう言ったんですよ、そしたらね、育てる楽しみ代ですって。」うーん、楽しい発想で、つい値段を聞きたくなるんだけれど、どうなんだろう。だって育てて楽しむなんて町暮らしの人の考えることで、ここではみんなが畑で育てているじゃないですか。それにしても、鉢仕立てにするのが菊やアサガオではなく、野菜、というところがいいですね。ある日の山里ゆんたくでのお買い物品、しめて840円。この大根、皮をむく時…

続きを読む

カジマヤーがあるんだって

三線のおけいこに山を下りる途中、ふらりと立ち寄った山里ゆんたくで。いつもならだれかとだれかがゆんたく(おしゃべり)しているテーブルで、地区のみなさんが、すごい数のカジマヤーを作っているのでした。 頭(風をうけてくるくるまわる部分)と柄とが、本島からべつべつに送られてくるらしい。こんなにたくさんできているのに、まだまだ作っています。97歳のお祝いがあるんですね。オープンカーに乗ってパレードするんでしょ、見たいなーと言ったら、土曜日の12時に公民館を出発して、兼城までずっと降りていくから、この辺へ来たら見えるよ、だって。オープンカーは、レンタルできなかったのでジープだそうです。うー、土曜日は11時から車エビフェスタもあるんだけど、カジマヤーのパレードを見るのが先かな。 入口のガラスにはってありました。この人が主人公なんですね。ふくさとさん、おめでとうございます。

続きを読む

らーめんって、どうなのさ

以前にも少し書きましたが、沖縄そばの麺は、そばとはいってもそば粉は使っていません。小麦粉でできているので、内地風にいえばうどんですね。久米島には製麺工場が2つあって、この久米島産の麺を使ったものは、沖縄そばではなく久米島そばです。私はもっぱら、海洋深層水を使用した麺を買うことにしています。私、けっこう好きですよ。外食の時には普通のスープ麺だけど、うちで食べる時はもっぱら焼きそば(焼きうどん)スタイルです。まずはなんでもいいから野菜炒めをつくって、麺と合わせるだけ。この日は台風のせいでまだ葉物がなかったので、玉ねぎに卵をからめてカルボナーラ風。シークワーサーもたっぷりしぼって。オレンジ色のトッピングは、山里ゆんたくで買った萱草(かんぞう)の酢漬けです。この時期、島のあちこちに萱草の花が咲いているからね。萱草といえば、中原中也の詩に出てくる花ですよ、まさかそれを食べることになろうとは・・・一気に年をとった気がする・・・でもおいしいし・・・ で、そばではなくラーメンの話。久米島へ来てから、まだお店でラーメンを食べていません。だってそばの本場にいるのに、なんでわざわざラーメンをたべないかんの? と思って。それでも、ある日見かけた、なんだか有名なチェーン店らしさを漂わせたこののぼり。開店したばかりのようで、いつか行こうと決心しました。久しぶりの、初久米島ラーメンへの期待に胸を膨らませて。「らーめん」がひらがななのと、カフェ風なのは??? でしたが。注文して、出てきたのがこれです。左が水餃子、右が白…

続きを読む

もっと見る