総会のお知らせ

新緑の頃、製糖期も終わりキビの手入れで大変忙しい時期でありますが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。さて本部落では下記の日程で部落総会を開催します。つきましてはご出席致しますよう(ママ)ご案内申し上げます。という連絡が来ました。「キビ(サトウキビのことです)の手入れ」というところが、いかにも久米島、比屋定らしくて気に入っています。キビの刈り取り・製糖工場への搬入が終わったのに忙しいというのは、勤勉な人はキビの春植え(1年で収穫できる)で忙しく、普通の人は夏植えの準備(収穫までに1年半かかる)に忙しいということです。 それにしても、ここの人たちは、集落ではなく、部落という言葉を日常的に使うのですね。私のこれまでの生活では、部落=被差別部落ということで禁句でしたが。これからは、このブログでも部落の語を使うことにします。みんなが使っているのに使わないのは、意識しすぎているようでかえって具合が悪いというものです。午後3時スタートで会費無料というと、お酒は出ないのかな。まあどのみち私は名古屋に戻るので出られないのですが。 総会といえば、日曜の朝に突然電話がかかってきて、豚汁があるから隣の集落、ちがった、部落の宇江城公民館へ鍋を持って来いだって。もちろん行きましたよ。土曜の夜に成人会総会があって、大鍋1杯の豚汁を用意したのですが、会がずいぶん荒れたらしく、大量に残ってしまったんですって。なぜ荒れたかというと、参加者の1人が暴れ出したらしいんです。暴れ出したのにはちゃんと理由があって…

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ゆんたく日和

・・・というものがあるのかないのか知らないけれど、とにかく雨さえ降らなければ実に気持ちのいい季節なので、比屋定や宇江城の面々は、夕方になるといそいそそわそわとゆんたくを始めるようです。こういうしゃべり飲みは、普通は屋外でやることになっているのですが、中には家の中で1人、隠れゆんたくをしている人も多いみたいです。 久米島にやってきてほぼ1年、なぜだか知らぬうちにゆんたくに参加し、そのたびに地域の人々のゴシップに詳しくなっていく私って、いったいなんなのさ。4月に戻ってきてから、週1回のペースです。Mさんのうちの冷蔵庫にはね、私が好きだって言ったから、ワインまで入っているようになったんだよ。いつ来てもいいようにってことか?どうせなら赤より白にしてほしいんだけど、そこまで言うのも図々しい。かといって自分で持っていくのも、また来るよーと言っているみたいで気が重いし。 ウナギがあるよって煮てくれたんだけど、なんだかとても太い。よくよく聞くと、海のウナギ、つまりはウツボのことだった。食わず嫌いで、手を出せませんでしたが。 仕事辞めた後も、ここに住んだらどうか、裏のうち、空いているよ、2000坪ほどあるけど、そんなに土地はいらないでしょ、家だけだったら200万で買えるさ、トイレは和式だから直した方がいいね、と話だけがどんどん進んでいく…こわっ。でもね、本当に大きくていいおうちなんです。 別のグループとは、この空き地でゆんたくしました。名古屋から戻ったその日の夕方。ゆんたくは食べ物が少ないのが欠点だけど、こ…

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バイクをめぐるちょっといい話

スリランカの話はまだまだいっぱいあるんだけれど、ちょっと休憩して、久米島での話。といってもずいぶん古い話になってしまうけど。 分散会の夜、集合場所の町中にある公園で待っていたら、masa56さんがバイクにのせられてやってきました。黒のごっついバイクだったよ。運転していたのは孫で、高校生のmomoちゃん。ちゃんと早く帰ってくるんだよ、飲みすぎはダメだよときつく言い渡されて、さすがのmasa56さんもたじたじ、小さい声でありがとうね、と言うのがやっと。でもね、あとからこんなことを言っていました。親に頼らず、1人でバイトしてからに、30万で買ったのさって。momoちゃんはね、ずっとバーデハウスでアルバイトをしていたんだよ。バーデハウスは比屋定からは遠いから、家族の誰かが送迎しないといけないけど、でもそれは、比屋定にいたらバイトでなくてもなんでも誰かの送迎は必要だからね。4人兄妹のmomoちゃん、笑顔のすてきな健康美人だけど、たくましいよ。masa56さんの婿にあたるお父さんが早くに亡くなったので、masa56さんもいつも、孫を大学行かさんとならんからお手伝いしないとよ、と言っています。飲むのが大好きなはずなのに、2次会はパスして帰って行ったよ。明日もキビを倒さんといかんからって(サトウキビを刈ること)。さとうきび収穫のシーズンも、あと2週間くらいだから、追込みだよ。たげーに(お互い)結びついて助け合って、でももたれあいはしない。 同じく公園の片隅で、数人の男の子たちがたむろしている。ちらっと見ると、…

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比屋定三線デビュー!! (ゆんたく編)

宇江城集会場で開かれた、PTA主催の転任教職員送別会。図々しいにもほどがある三線デビュー演奏編の続きです。 今回は、全教職員に対して教頭からこんな指令が出ていました。「先生たちだけで固まっていることが多いから、 なかなか声をかけて話をすることができない。 ぜひ先生たちの方から輪に入って来てほしい。」というわけで、三線もだけど、おしゃべりも頑張りました。地元の人は、自分たちで話題もそう出してこないから、こちらから振って。たとえば、海人食堂へ行ってきたよ、とか、スカイラインに乗っている人でしょ、私もあれの前の方に乗っていたんだけどね…とか。 三線を弾いた後では、無理にしゃべらなくても、向こうからばんばんしゃべってくれるので大丈夫。三線はだれに習っているか、自分の三線か等々。三線は、島の文化協会が貸し出しをしてくれるそうなのです。そういえば、先生のお弟子さんにもそれらしいのを使っている人がいたっけ。だから、新垣さんに作ってもらったというとまた驚かれます。 おばあたちのグループへはいりこんで、ロミオとジュリエット比屋定版の話を聞こうとしたのですが、一笑に付されてしまいました。だれにそんな話を聞いたの? Mさん? おかしなことを言うわねえ、私も比屋定から宇江城へ嫁いだけど、べつにお金持ちってこともなかったよ、比屋定でも宇江城でも、お金持ちはお金持ち、そうでない人もいるってだけのことさ、でも、宇江城から比屋定に嫁いだ人は知らないなあ…いないなあ… まあ、男と女では視点も違うからね。でも、運動会をめぐる…

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比屋定三線デビュー!! (演奏編)

まだ明るい夕方5時半、会はいつものごとく、教職員と保護者という学校関係者が時間前に現れ、あとは三々五々、ばらばらです。早く来た人から、勝手に飲み食いを始めます。遅れてくる人が悪い、というわけです。それは気楽でいいんだけど、Mさんもソケイさんもなかなか姿を見せないし、気が気でない私はビールを飲んでもちっとも酔えないさ。 サーうれーし恥ずかし、浮名を立てて・・・なんて、まったく民謡みたいだけど、そんな感じで始まった余興の三線演奏です。右からソケイさん、Mさん、私です。私だけ座っている理由は、単純、三線を立って弾いたことがないからです(笑)。 ソケイさんって、島では有名人なんだね。もちろん狭い島だから、みんながみんなを知っているんだけど、ソケイさんはFM久米島で番組をもっているんだって。つまり、島の芸能人ですよ。だから今日も鮮やかに司会をしてくれました。「この場で3人で三線を弾くなんていうことは、初めての快挙です。」だって。アキコ先生って、たててくれるんだよ。知らぬこととはいえ、すごい人と一緒に三線弾いちゃったんだ。チンダミ(調弦)が高めで、速くて、2人ともまさに民謡のノリで、そういうのは私も好きだから、とても楽しめました。でも三線の先生が見ていたら、きっとむちゃくちゃ顔をしかめただろうなあ。先生が比屋定の人でなくて助かった・・・ ソケイさんもMさんも、ちゃんと私に花をもたせてくれて、ありがとう。比屋定の人たちも、私が三線を弾いて歌うなんて、まずは驚き、そして喜んでくれました。演奏後はあちこちのテ…

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春の里から寒い名古屋へ

ここのところ久米島はとても暖かくて、20度を超える日が続きます。驚かされるのが、この風景。 桜の花によって来るといえば、ウグイスかメジロとしたものじゃないですか。ここでは、黒いアゲハ蝶。たぶん、ジャコウアゲハ。(リュキュウカラスアゲハは訂正。)黒といっても羽根が透けるような、名前の通り匂い立つような美しさです。1羽、ならね。これだけ群がっていると、ちょっとこわい。大きいので、鳥と間違えそうです。 一方ランチルームでは、裏山に住んでいるらしいサシバが顔を見せてくれます。本来サシバは渡り鳥で、10月ごろ群れを成して南へと渡って行ったのに、残って越冬してしまう個体もいるのですね。暖かいからここでもいいか、ということにしたのかしら。小型とはいえ鷹の仲間、くちばしやつめは鋭く、ドキッとさせられます。木の枝に止まっていると、よく観察できるんだよね。学校畑へ舞い降りる時など、大きな翼の羽根の模様まで見分けられます。写真が撮れるといいのですが。挑戦してみます。 ほかにも、ツツジやアカバナー(ハイビスカス)も咲き始めました。 春雨のように毎日雨が降って、暖かいを通り越して蒸し暑いほどなのですが、晴れ間をぬって3年生の子どもたちと、学区の昔の様子をさぐる散歩に出ました。2つの井戸や伝統的なたたずまいの民家を見ながら歩いたのですが、昔の写真と見比べながら、生活の様子を感じることができたようです。何よりもよかったのは、シンダの森。静かで、昼も薄暗く、巨木の根がはびこっている。はじめは、あ、ここ、遊び場所ですよ、な…

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