いもほりの日

いもはいもでも、ジャガイモです。学校畑に植えたものはまだ未熟なので、masa56さんの畑まで全校児童15人と教職員のみんなで出かけます。もちろん私も、作業用の長靴を履いて出かけます。場所は学校とうちのちょうど真ん中、通るたびに作物が変わっています。手入れのよく行き届いた畑です。茎が枯れたら収穫時です。masa56さんは、1年生のこの子がお気に入りみたいです。根の片側を掘ると土の中で芋が顔を出します。それをこの子が、あったあったと喜んで、手で掘り集めていくのです。見ていて、とてもいいコンビでした。願わくば、この子がこんなにも大切にされていることを両親がわかってくれますように。まさに地域で育てられているわけですから。収穫した芋は、大・中・小とサイズごとに分けます。この黄色いカゴ3個分を、1時間足らずで収穫です。小さいものは、早速ポテトチッブになりました。学校にはアウトドアの達人(図書館司書)がいるからね。あっという間に出来上がりです。味についてはいうまでもありません。給食前だっていうのに、つまみ食いが止まりません。1人5個程度、子どもたちが持ち帰りました。残りは職員が持ち帰ったり、塩ゆでにして、来週行われる駅伝大会で、応援に来てくれた学区の方々にふるまわれます。我が家でも、そのうちには小さいのはからあげに、中くらいのはポトフになる予定です。

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後生の正月

旧暦1月16日は後生(グソウ、あの世のこと)の正月、今年は2月20日の水曜日、カレンダーにもジュールクニチとして、ちゃんと載っています。 この日の午後は、学校も休みになります。給食もなし、です。地域によって多少の違いはあるものの、だいたい沖縄全県でそうなるようです。以前久米島では、1日休みだったそうですが。 2月の予定表でこの休みを見つけ、これなんなの? と同僚に聞いても、んー、なんていえばいいんだろ、お墓参りかな、これはみんなが大きくやるんですよ、だって。清明(シーミー)みたいなもの?そうそう、そんな感じ、ですって。 3年生の子どもたちと久米島博物館へ行ってビデオを見たり学芸員の方にお話を聞いたりして、わかりました。後生の正月は、久米島や宮古島で盛んなのだそうです。シーミーはもともと首里(那覇)の士族の習慣が広がったものだそうで、久米島ではお盆とこの旧正月を華々しく執り行うのだそうです。お盆は、ご先祖様がうちへ帰ってきて家族と一緒に3日間を過ごすわけで、それは名古屋でもやっていたからよくわかります。そういえば、夏のお盆の時にも、3日間のうち1日は特別休暇をとれるのでした。旧正月というのは、こちらの世界の私たちの方があの世の方に寄っていって、ともに正月を祝うのですね。 で旧正月のジュールクニチに何をするかというと、ごちそうを持って墓参りです。お墓の前にシートをしいて、お参りした後みんなでごちそうを食べます。次から次へとゆかりの人がお参りにやってくるし、自分たちも出かけていきます。たいていの…

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「三線の日」のプログラム

3月4日は三線の日。島中の三線愛好家が集まって総弾きをします。そのプログラムが決まりました。全12曲です。習った曲は、うち6曲です。 未習の6曲は、がちがちの古典です。琉球の古典芸能に「組踊り」というものがあって、踊り、歌、楽器演奏、それに演劇としての要素も入っていて、どうもオペラのようです。内地の芸能で言うと歌舞伎になるのかな。歌舞伎の影響も強く受けていて、勧善懲悪のかたき討ち物も多いようです。忠臣蔵や安珍清姫のそっくりさんもあります。テレビでけっこう放映されているので、見る機会もあります。だから先生が歌って聞かせてくれた時、あら、これテレビと一緒だ、これが古典というものなのね、と納得。 古典というのは、曲の長さの割に言葉は少なく、つまり、1音1音をすごーくのばして歌う、ということのようです。で、そののびている音も、のびながら上がったり下がったりうなったりと、実にいろいろと動くのです。その動かし方がビシッと決まっている、というところが肝心。セイオンプという楽譜のようなものがあって、いろいろな記号を使って、赤と黒の2色で、1音1音の歌い方が記されています。何があっても個人の恣意は認めない、がちがちに固めてあるといった感じです。だから指揮者がいなくても、楽譜がなくても、何百人で歌ってもぴしっとそろうのだそうです。逆にいえば、そのくらいに体にぴしっと覚えさせないとダメ、ということ。 なんにしても、1か月で6曲さらうのはとても無理なので、(しかもその1か月の間には名古屋に戻っている1週間も入ってい…

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映画「洗骨」

映画「洗骨」、奥田瑛二主演、沖縄で先行上映されています。隣りの粟国島(あぐにじま)が舞台です。隣りといっても、直接の船の便はないので、いったん那覇に出て、そこからまたフェリーに乗ることになりますが。粟国島には飛行場はあるけど、定期便はありません。[ここに地図が表示されます]名古屋で退職した時に、どこの南の島へ行こうかいろいろ探したとき、この粟国島にも行き当たりました。ただホームページを見たときに、町として移住のお世話はしていません、というようなことが書いてあったので、その時点で候補から外しましたけど。以前、涙石とのろし台のことを書きましたよね。 予告編を見ただけですが、海が広がる様子、家の中、お墓、そして何よりも、空気感が久米島とおんなじです。人口は久米島の10分の1弱、きっと自然豊かな、きゅぅっと久米島を小さくしたような感じなのかな。洗骨については、ちょっと違うよなと思うところもありますが、私の知識もいい加減なものだし、土地によっていろいろと違うのだろうし、映画ですからショウアップも必要だろうし、まあそういうことなのでしょう。 そういえば石垣島へいく飛行機に乗り遅れて那覇でふらふらしていた時に、「こんなはずではなかった・・・」というポスターを見かけました。那覇へ移住してきたものの、人があふれる町でしぜんが感じられない、どうしたものかと思っている人に、第2の移住を勧めていました。その点私は、バヌアツで暮らした前歴があるから間違わなかったけど。那覇では名古屋にいるのと同じだって、ちゃんとわかって…

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名古屋めし料理教室開催、なるか?

PTAで家庭教育学級というのがあって、今年度の予算がまだ残っているので、何か親子でできる手作り講座のようなものを開きたいんですって。保護者からは料理教室がいいという希望があり、サーターアンダギーなどいろいろな候補はあるものの、どれも帯に短し襷に長しで、担当の先生が困って、なにか名古屋の食べ物をつくる会を開いて講師をしてもらえないかって。この家庭教育学級、夏休みにはビーズで小物を作ったそうですが、親の方はともかく、どちらかというと不器用な子どもたちは、時間がかかって困ったらしい。せいぜい2時間程度で完了するものを、ということでした。 はじめは、天むす(えび天は買ってくる)を考えていたのですが、味噌煮込みうどんもいいかな、と思っています。天ぷらパーティーでお世話になった家へお土産で持って行ったのですが、すごく印象的だったようで、そのうちの子が、なんといってもみそがよかったね、とわざわざ報告に来てくれたほどです。 こちらではめんといえば沖縄そばで、うどんはあまり食べません。食べたとしても醤油味かカレーうどんで、味噌は使いません。こちらにも長野県の赤みそは売っていますが、なんというか、さらっとした赤みそで、濃厚でとろりとした八丁味噌には程遠く、私には物足りません。土鍋はないので、ぐつぐつと煮立っている麺を、鍋から直接食べるという本来の食べ方は無理だけど、報告してくれた子どもは、普通の鍋で煮て、お椀に取り分けて食べたと言うので、土鍋にはこだわらず、一度やってみようかな、と思います。 うどんには、学校の…

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サトウキビ授業

3年生の社会科の授業では、「工場でものを作る仕事」か「農家の仕事」のどちらかを選択します。久米島の小学校では前者を選択し、泡盛工場へ見学に出かけます。比屋定校でもそうです。工場が学校の隣にあるのですから。けれども学期末に少々時間の余裕があったので、サトウキビ作りの仕事についても勉強することにしました。なんといっても、masa56さんといううってつけの先生がいるのです。 教室でいろいろと疑問に答えてもらいました。水やりも肥料やりもしなくてもサトウキビは育つ、でも手間とお金をかければ、その分大きく育つ。刈り取りは、手作業でするよりも手でやった方が高くつく、でも後のこと等を考え合わせるとその方がいい。収穫したサトウキビを製糖工場へ搬入する期間が短いので、全部手では刈りきれない等々。教頭先生ものぞきに来て、質問をしていました。子どもの頃手伝いはしたものの、産業の全体像は見えていなかったからって。こんなに儲からなくては、やめる人が増えるのも当然だって。その点は久米島紬も同じです。 その後、学校の敷地内にあるサトウキビ畑へ。子どもたちが1年前に植えたものだそうです。そのうちには子どもたちが収穫して、煮詰めて黒糖を作るのだそうです。1本切ったら、まずは葉をむしって茎を取る。太い茎の下の方に糖がたまっているそうです。皮をむいてもらってかじると、じわっと甘い汁が口の中に広がります。サトウキビの節の近くにぽこっと出ているのが芽。プランターに植えます。芽は茎の両側についているので、芽が左右になるような向きに茎を埋め…

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