ハチウクシー

なんじゃそれは、ですよね。3学期の始業式の日、準備しなくっちゃと、みんながなんだかそわそわしている。耳をそばだてて聞いていると、ハチウクシーだから、とかなんとか聞こえてくる。どうも天ぷらを買いに行くらしい。 ハチウクシー、漢字で書くと、初興し、初起こし、初輿しらしいです。仕事始め、といったところでしょうか。ボーイスカウトの初会合もハチウクシーだし、1月2日の辺野古基地建設反対集会もハチウクシーです。 で、ハチウクシーで何をするかというと、特に決まった形式はなくそれぞれのようですが、どうも天ぷらを食べて、各人が今年の抱負を語り、親睦を深める、ということのようです。予約してないけどどうしようと心配していた天ぷらは、海人食堂に注文して無事入手できました。もずくのかき揚げといか天と魚天の3種類です。新年の抱負として、職員全員(といっても10人だけど)が「今年の1字」を披露しました。私は「陽」、陽光の陽です。私にとって久米島は、燦々と輝く太陽の光に満ち溢れた土地です。この地でもう1年暮らせますように、と話しましたが、抱負というよりは、願望になってしまいました。多分かなうと思うんだけど。 こういう仕事始めって、いいですね。今琉球にいるって、しみじみ思います。 おまけ。始業式の日の給食から。クーブイリチー(昆布と野菜の炒め煮)と発芽玄米のつくねとゆかり(紫蘇)ごはん。いつもは麦と白米とまざったごはんなのですが、この日はつくねに玄米を使っているためか、普通の白米でした。汁ものはイナムドゥチ(豚肉とこんにゃ…

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観月会の夜、獅子は踊る

兼城(かねぐすく)。フェリー乗り場のある集落です。中秋の名月を愛でる習わしはこちらでも同じようで、うちの隣の宇江城でも成人会が観月会を開いていました。三線の先生も敬老会があるからとおけいこを早じまいしたし(おかげで、マグロとシイラの刺身天国を味わったわけです)。そういえば、次の日の給食はスコッチエッグ、デザートには月見団子がついてきました。 ここ兼城では敬老会+観月会+獅子舞と、全部一緒にした大盤振る舞いです。獅子舞は、久米島でもここ、兼城だけです。五穀豊穣を祝っての祭りだそうです。 スタートは、暗くなるのを待って夕方6時半から。公民館では、赤い着物を荒縄で縛って来ている人たちが。ハチャブローと呼ばれる踊り役です。でも、一場面で踊るのは2人だけ。次々と交替するのですね。踊る時には、ひょっとこのような面白おかしい顔のお面をつけます。雲の隙間から時折は満月ものぞきます。公民館での出陣式?を終えた獅子は、ハチャブローや唄三線、太鼓を引き連れて、まずは集落内にある2つの御嶽(うたき)へ。ドラの音を追いかけて、その後を私たち観衆もついていきます。 御嶽では、長老なのかな? リーダーらしき人が拝み(おがみ)をします。赤い着物にお面をかぶったハチャブローと獅子も、神妙な様子で拝んでいます。拝みの後には、泡盛をかけてもらって清められていました。一団は、集落の各地を回って舞を披露します。7か所ほど回ったかな。県道の交差点でも、通行する車を止めて舞います。獅子の顔そのものは愛嬌があってかわいいのですが、あけた口…

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南の島の、南インドのカレー屋さん

食べに行ってきました。これです。久米島のとれたて夏野菜たっぷりカレーと、久米島パイナップルのラッシー。南インドのレストランで、作り方を覚えてきたんだって。ラッシー(飲むヨーグルト)は、自家製はちみつ入りです。お店の2人、蜂も飼っているんだね。もともと久米島の人ではないらしいんだけど、なんでも自分でやっちゃうというのは久米島的です。 今日はおなじみ、山里ゆんたくのベンチで店開き。カレーなのに、そう辛くはない。カレーで味付けしたいろんな野菜のおかずがゆでこぼした長粒米の上にのっています。ナス、インゲン、ゴーヤ、シブイ(冬瓜)、オクラ・・・まだまだ入っているんじゃないかな。ぱさぱさというよりはふわふわのごはん。おなかにもたれないので、どれだけでも食べられるといった感じ。あ、もちろん「里芋のポンダ」も食べましたよ。揚げ物なんだけど、全然油っぽくない。まだ温かかった。あとから写真撮ればいいやと思って食べちゃったら、なんとその間に売り切れ。黄色い陳列台の左下、白いお皿にしいた葉の上にのっています。2人は、古民家を改装して店開きの準備中。ただ改装に思いのほか時間がかかり、開店のめどはなかなか立たず、それまでイベント等を利用して屋台? を出しているそうです。古民家の改装って、本当に大変らしいですよ。特に長く空き家になっていたような場合には。残っている生活用品の処分から始まって、まずはカビをおとさないといかん。高圧洗浄機で洗い流す。赤瓦とそれをとめる白い漆喰のコントラストが美しいのですが、かわらもしっくいもくろず…

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名古屋で食べたかったもの

この夏帰省したのは、いろいろやりたいことがあって。息子の顔を見る、歯医者、美容院、冬物を持ち帰るなどなど。ついでに、懐かしいものを食べようと思って。① ウナギ       久米島の職場で土用の日の話になって、ふと疑問が。   久米島にはウナギ屋さんがあるのか?       専門店はないそうです。でも、居酒屋さんでやっているところがあるんですって。   久米島の人は分からないけれど、本当の人はうなぎが好きなようです。   みんな、食べたーいと叫んでいましたから。   でも、ひつまぶしはやはり名古屋でしょう。② 国産鶏   スーパー等に売っているのは、ブラジルから輸入した冷凍チキンです。   久米島赤鶏はイベントのときしか売らないし、買える単位量が多いんだよね。   だから、国産の歯ごたえある生鶏? をたっぷりと食べたかった。   もも肉に塩をふって、庭のローズマリーとともにオーブンでじっくり焼いて。③ うどん・きしめん   給食にもそばが出るくらいだからね。うどんもきしめんも、あったとしても乾麺だよ。   だいたい沖縄のそばにはそば粉は使われていません。うどん粉です。   かん水も使うから黄色っぽくて、縮れや太さもラーメンっぽい。   だからもちもちっとした、あっつーいうどんとつめたーいきしめんが食べたかったのさ。   (あつい・つめたいは別に反対でもいいけど。)④ 喫茶店のモーニングサービス。   名古屋といえばこれでしょう。   久米島にはモーニングどころか、   朝おいしいコーヒーを飲めるとこ…

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食い逃げするところだった!

1学期も終わるというのに、今頃やっと、給食費を払っていなかったことに気が付きました。1か月4700円。給料から天引きだとばっかり思っていたので。ほんと先入観ってこわい。すぐに1年分(正確には11か月分)まとめて支払う手続きをとりました。 給食は、子どもも職員も、みんな揃ってランチルームで食べます。空き教室を活用して、ランチルーム兼集会室兼教室兼・・・ま、多目的ルームですね。全校児童・職員あわせても23名という、うちの学校だからできることです。「生き物の命と作ってくれた人と当番の人に感謝して、かっちーさびら(いただきます)」・・・ステキな挨拶だと思いませんか。 給食は、島の給食センターでまとめて作られ、そこから各校に配られます。毎日、平均して20品目の食材が使われます。たくさんの種類の野菜、みそ、豆腐、めん、海草、時には車エビも、地産地消の久米島産です。ご飯も麦が入っています。パンはほとんど出ません。本島から運んでこなきゃならないからね。牛乳は毎日出ますが、なんと、直接パックに口をつけて飲みます。これも本島から運ぶので、ビン入りでは重すぎるのでしょう。さすがに毎日の輸送ではなく、5日分くらいまとめてくるらしいです。 メニューはなかなか素敵です。今日のメニューはこれ。左上から時計回りで、納豆、パパイヤイリチー、牛乳、イナムドゥチ、もちキビごはん。イリチーは炒め煮のことです。いろんな種類のイリチーがあります。豆腐が入ると名前が「チャンプルー」に変わるみたいです。一般の料理ではここまで細かく刻まない…

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パパイヤしりしり

しりしりというのは、千切りにすることだそうです。にんじんしりしりというのは、沖縄の代表的な家庭料理なのかな。お店のメニューにものっています。給食にもよく出ます。包丁で千切りにするのは手間ですが、専用の「しりしり器」なるものもあるそうな。どの野菜でも万能なスライサーとはちがって、さすが専用さすが伝統というすぐれものらしい。私はといえば、野菜の炒め煮は大好きなので、特にこの島の野菜は新鮮だしおいしいに決まっているので、しりしり、大好きです。しりしり用にカットした野菜が売られていると、速攻で買います。なので、まだ自分で「しりしり」したことはありません。これは私の自信作「久米島産完熟トマトソースの冷製パスタしりしり添え、トッピングはパッションフルーツ」。週末のある日山里ゆんたくでしりしりしたパパイアを買ったら、お店の人に「これもう赤い(熟している)から、生でも食べられますよ」と言われてひらめきました。そうです、ニンジンではなく、パパイヤのしりしりです。 別の日の1皿。冷凍ピザを焼いてしりしりをのせました。トッピングのバジルもベランダ菜園で。しりしり、炒めても生でも本当においしい。ヘルシーだし。クレソン(もちろん久米島産)とあえて、シークワーサードレッシングをかけて、ばくばく食べています。しりしり器、買おうかな。

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