オオゴマダラの舞う庭

久米島へ来て、たくさんの蝶に出会いました。大きくて色鮮やかな蝶が、ゆったりと飛んでいます。気候のせいで、食草が1年中あるから、蝶も1年中いるみたいです。 部屋の家具の隙間に入り込んで逃げ出せなくなっていたり、(そういう時には、誰かが羽をつまんで逃がしてあげます)弱って動けなくなっていたり、そんなときがじっくり眺めるチャンスです。羽の色や模様の違いなど、微妙な相違に目がいくようになりました。おかげで、名前もわかるようになりました。名前がわかると、愛着もわくというものです。写真は、アサギマダラ、羽を広げると約60ミリ。うちのすぐ前の空き地で撮りました。食草のセンダンソウにとまって、蜜を吸っています。派手ではないけれど、実に美しい色合いです。 羽を開くとこんな感じです。フリー素材から借用しました。沖縄の蝶といえば、なんといってもオオゴマダラ。(Photo by (c)Tomo.Yun)羽を広げた長さは、日本最大級の約70mm、ゆったりと優雅に飛ぶので、紙凧蝶や新聞蝶(開いた新聞が落ちるように飛ぶとうことでしょうか)という別名があるそうです。オオゴマダラのさなぎは黄金色です。(Photo by (c)Tomo.Yun)学校には、こんな立派なオオゴマダラの家があります。食草のホウライカズラがたくさん植えられています。家といっても扉や網で囲ってあるわけではないので、出入り自由です。もともとは何かの動物の飼育小屋だったものを、地域の方がオオゴマダラのために作りかえたのだそうです。この写真は初夏に撮ったもので…

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豊穣の冬

12月になったというのに、最高気温は28.9度、蒸し暑いわ蚊は飛ぶわで、クーラーのお世話になるほどです。家に帰ったらまずビール、風呂上りにはアイスクリーム、です。さすがにこれは、異常のようです。 学校の畑、なんでも野菜コーナーが菜っ葉でいっぱいになりました。子どもたちが、鬼はー外、と豆まきのように種を投げた畑です。もう間引きなんて無理、といいたいほどびっしりと野菜が生えています。色の薄いのがサントウサイ、緑がコマツナ、ときどきこぼれ種のゴーヤが顔を出しています。畑の先生masa56さんから、もうぜんぶとってしまえという指令が出ました。早く採れば、また次のが蒔けるでしょ、ですって。はいはい喜んで、です。1回や2回ではとても採りきれませんが。 サントウサイは、名古屋では見かけない野菜です。玉を結ばない白菜なのだそうです。柔らかくて生でも食べられますが、傷つきやすいので売り物にするのはなかなか難しいのでしょう。おひたし、豆腐と菜っ葉とどっちが多いかというくらいのゆし豆腐、炒めもの、スパゲッティ、豚肉と酒蒸し・・・ここのところ、毎日のように食べていますが、甘いしふっくらしているし、まったく飽きません。 我が家の駐車場の隣の畑。停まっているのは私の車です。masa56さんが草を刈ってくれたばかりなので、すっきりしています。山の懐に抱かれて暮らしているという感じが伝わるでしょう。この畑の野菜、みんな自家用だそうです。作業をしている人と立ち話。大根は切干にするんだけど、無農薬で葉が虫食いになっ…

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三線 ひとりぼっちかな

三線のおけいこのことです。初心者入門コースを終了して、なんとか初級コースに入ったという感じです。半年、かかりました。 一緒におけいこをしている高校生の子、部活動にテストにと、いそがしいんだよね。彼女のベースで、なんとか続けられるようにと思って、私としてもいろいろ気を使ってみたのですが、うまくいかない。先生には、私はおけいこの曜日にはこだわらないので、だれか適当なほかのお弟子さんに合流させてもらうことも申し出たのですが、初級ではどうも、看護士さんのように日時不定期な人が多いらしく、うまくいかない。高校生、上達どころか、どんどん荒っぽくなっている気がする。焦っているのかも。でも、レッスンにも思い出したようにしか来ないし、来てもおけいこはしてこないし、やっぱり一緒におけいこを続けていくのは無理な気がする。 私1人でみてもらうことが増えたせいか、先生の教え方が変わってきました。より具体的に、より厳しく、ということかいろいろな。同じ節回しを何度も繰り返したり、とか。それはまあ、望むところだから、喜ばしいことです。個人教授にしていただきたいので月謝の相談を・・・と申し出たら、月謝については、1人になってもこれまで通りで構わない、新垣さん(三線を作ってくれた人)から紹介されて引き受けた大切な方だから、私が責任を持って指導します、と言われてしまいました。私にはありがたいことですが、先生、こういう風だから、個人レッスンが増えてしまって、声がかすれちゃうんだよね。でも、こういう損得関係ない、という人がいるのはうれ…

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ぬちぐすいぬ午後

どんな意味か?答えは最後に書きます。それまで、読みながら想像してみてくださいね。 平日に、山を下りる用事ができてしまいました。用事が1つなら先送りを考えるんだけど、2つとなるとそうもいかない。1つ目は年末調整の書類提出です。名古屋だと、学校の事務職員さんに提出すればよかったんだけど、ここ久米島では、自分で町役場まで持っていくんだって。その辺がわからなくて、提出期日に遅れ、請求されてしまいました。 2つ目は歯医者さん。虫歯の詰め物が土台ごと取れてしまいました。1軒目、予約しようとしたら、満員です、と冷たくあしらわれてしまいました。でも早く直してもらいたいし、休暇もとったし、で、とにかく下山。歯医者さんか、美容院か、カフェか、どれか1つぐらいはひっかかるだろうと思って。 結果は、2軒目の歯医者さんがOK。だめでもともとと、予約なしで行ったんだけど、丁寧に対応してもらえて、ラッキー。 美容院はお休みでしたが、カフェは開いていました。島尻という、以前は孤立した一番奥の集落へ続く道にあります。先回来た時には車がいっぱいで、あきらめて帰りました。さすがに平日、ゆったりです。ちょっと久米島じゃないみたいな場所。海辺の景色を独り占め。あたりまえの風景も大きな窓で切り取ると、西海岸だか東海岸だか、なんとかコーストに早変わり。向こうに見えるのは奥武(おう)島。橋でつながっていて、島にはバーデハウスがあります。道路を挟んで海側は、ちょっとした公園になっています。フルマラソンのコースはこの道を通ります。久米島産ベ…

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世界でここだけのカキ

さて、昨日の続きです。マザーサンゴから無情にも切り取られ、台座に取り付けられたベビーサンゴ。台座の中央には穴が開いていましたが、別にそこに刺さなくてもいいそうです。輪ゴムでくくりつけただけです。さてこの後ベビーサンゴがどうなるかというと…ガイドブックから。ホームページもあります。マザーサンゴは沖縄本島から持って来たものなので、ベビーサンゴも半年ほど久米島で育てた後は、故郷の沖縄本島へ持ち帰って海中へ植え付けるそうです。生態系への影響とか、そんな問題があるのでしようか。「嫁さんだっていろんなところから来るんだから、 サンゴだってどっから来たにしても、久米島に植え付ければいいのに」というのは、この話を聞いていたバスの運転手さんの独り言。おもしろいですね。余談ですが、この運転手さんと会ったのは2回目です。夏休みに比屋定バンタで出会っておしゃべりしたのさ。せまい久米島、こんな出会いはちょくちょく起こります。 会場となったGOファームですが、以前「海洋深層水の日」に見学に来たところでした。100%陸上産のカキを作っている工場です。車エビフェスタの日にも、ここでできたカキで作ったカキフライを食べました。 陸上でカキを育てる活動についても説明がありました。海に入ったことのないカキを育てることに成功したのは、世界中でこの工場だけ、今施設を増設しているので、数年後には何万個というカキを生産できるようになること、そうなれば地元の人の雇用も可能となること、などなど。私には大変に面白い話でしたが、子どもたちは馬耳…

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大きく育ってね、ベビーサンゴ

サンゴ学習の日がやってきました。沖縄県の補助を受けて、沖電開発というところが主催のようです。沖縄県の指定で、去年に引き続き、久米島と沖縄本島の恩納村の学校で実施されるそうです。かわいいガイドブックとタオルをもらいました。まずは学校で、ガイドブックに生き物のシールをはり、サンゴ礁の海の豊かさについて確認します。お迎えの観光バスに乗って、海へ移動します。先日、車エビフェスタで出かけた真泊港(まどまり)港です。ここって、クラブ活動で釣りにも行ったし、ボートダイビングにも行ったっけ。学校から約15分、いつもの校外学習なら学校車か担任の車で移動するんだけど、すごいサービスです。 現場では、ペンチのようなはさみで固いマザーサンゴの枝を切って、用意した台座にのせ、輪ゴムでとめます。これでベビーサンゴの出来上がり。マザーサンゴの切り取られた傷口は真っ白で痛々しいものの、数か月もすればサンゴ自身の力で修復されるそうです。 すぐに海水の中に戻してあげます。サンゴについているたくさんの小さい穴の1つ1つがサンゴ虫の棲家、そこから小さい泡がふつふつと出てきます。酸素です。ねばねばとした帯のようなものも出てきます。これが魚たちの食料となるのです。サンゴが生きているということを実感する瞬間です。いくら相手が動かないとはいえ、こんなシーンが撮れるなんて、私の新しいカメラも、捨てたもんじゃないね。長くなったので、続きは明日。また見てね。

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