島の結婚式(しないけどね)

結婚式と披露宴ですが、しない予定です。だって沖縄風って、こういってしまっては申し訳ないけど、 学芸会みたいで、ためらわれます。すべて手作りとなるので、みんなに迷惑もかけることになっちゃうしね。島の人は案外楽しんでやってくれるのかもしれないけど、先生たちは大変だし、自分も大変、とても無理だよ。10月にお義母さんのカジマヤー(数えで97歳の祝い)があるから、その時ついでに公に披露して、おしまい・・・と思っていたら・・・島の人たち、特に夫の飲み友達は、勝手にカジマヤー=結婚式と読み替えて、手ぐすね引いて余興を考えているようで、学校の方でも勝手に具志川改善センターを会場に設定し、スライドショー担当、司会担当、お笑い担当と、割り振っていました。自称スライドショー担当者なんて、「出会いは宇江城公民館・・・」なんてナレーションまで口走っていたよ。ほんとうに、なんて陽気な仲間たち。お義母さんのカジマヤーをのっとってしまうようなことになるのもなんだし、こんなふうに言われると、ついつい乗せられて、じゃあお願いしようかしら、と言いそうになる自分が怖い。 ちなみに、なぜ具志川改善センターが想定されているかというと、ここで披露宴を開くと、多額の奨励金がもらえるのです。なんでも前町長の自慢の施策で、式と披露宴にかかる費用の島外流出を防ごうというわけです。それでも、那覇で式を挙げる人はいます。島で挙げようとすると、なぜ那覇でしないんだ、という抗議の声が上がるとか。若い人はともかく、中年以上の人たちとなると、なかなか那覇へ出る…

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ブランクは大きいよ

2学期が始まって1週間、産休に入った先生の替りが見つからない2・3年生のクラスで、私が臨時に担任を務めています。朝の会に帰りの会、給食、掃除、その他いろいろ、担任なら当たり前のことばかりですが、1年と5か月離れていた仕事ですから、ほんと、しんどいわ。4人どころか、40人のクラスでさえこなしていたのにね。やっぱり、もっとゆったりのんびり仕事がしたいです。キリキリ我慢してする仕事は無理。気力もないし、たとえあったとしても、残り少ない人生の時間を大切にするためには、すべきではない。40年ぶりのクラス会の時も思ったんだけど、月10万円程度のアルバイトで楽に暮らせるような生活に、身も心もあわせていくのがいいと思う。 運動会まで3週間足らず、ますます忙しくなる学校現場です。新しい先生、見つかるといいなあ。 おまけ その1。3年生の理科の時間、ホウセンカの観察です。このベンチは風の通り道に置かれています。風さえあれば、教室の中より外の方が気持ちがいい。たった3人のクラスですから、ベンチに陣取って、花もつぼみも実も、心ゆくまでバラバラにして観察すればいいんです。40人のクラスだったら、とても花が足りないけどね(笑)。 体育館からは、三線の曲にのせてエイサーを踊るかけ声が聞こえてきます。そして隣りの泡盛工場からは米を蒸す匂いも漂ってきます。風とともに、実に沖縄らしい時間が流れていきます。 おまけ その2。この日の給食には、沖縄食材がいっぱい。アーサ汁に、サワラのマヨ味噌焼き、にんじんしりしり。サワラは沖縄で…

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私のピアノ、出ておいで

久米島でグランドピアノを弾くようになって以来、名古屋に落ち着いて暮らすようになったらグランドピアノを買いたいと思っていました。(そういうと息子たちはいつも "絶対に無理無理、ママがここにじっとしているわけがない"と言ってたっけ。 はからずも、本当にそうなってしまった…)GWにちょっと物色したのですが、お店からはその後なしのつぶて。私の希望するピアノが入荷しないということなのでしょう。DIAPASONの183cmなんだけど。 待っている間に欲が出てきて、どうせなら黒色ではなく木目の家具調のものが欲しくなりました。置き場所の下見をしたんだけどね、島の民家に置くには、黒はあまりにもきついような気がして。それに私にとっては、久米島移住、結婚、久米島紬の研修生等々、すごい人生の転機で買う記念のピアノになるんだし。 お店に電話して私の希望を伝えたのですが、これが予想以上に難しいリクエストだったようです。まず木目のピアノは基本的に受注生産で、絶対数が少ないこと、DIAPASONでは1つ下の171cmのものしか作っていないこと、木目を美しく再生するために費用と時間がかかること等々。いいよ、待つさ。とりあえず、来年の3月までは弾くピアノはあるんだし。来年度比屋定校でお仕事しないとしても、校長先生はきっと弾きに来てもいいよと言ってくれるだろうし。 おまけ。比屋定校大緑化作戦の行く末を、はからずも見届けることのできるようになった私です。その一翼を担うのがこの花、サマードレス(名前はいろいろと変わるみたいですが…

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そけいさんに聞かせなさい

そけいさんというのは、久米島の有名人です。ラジオの民謡番組も持っているし、そけいさんが阿嘉の湧水で作るそけいもやしは、島の名物です。そけいさんは学区の上阿嘉の区長さんなので、行事や会議の折にちょくちょく学校へも来ます。 三線の先生から突然に聞かれました。「そけいさんとは時々一緒に演奏していますか。」とーんでもない、私など、あんな大それたことは、きっと最初で最後ですよ。それなのに先生は、「今度ね、ぜひそけいさんにこの歌を聞かせなさい。」ですって。この歌というのは、「遊びションガネー節」です。そけいさんは民謡の大家ですが、古典を愛する私の先生としては、にぎやかな民謡に対して、もっと内省的な古典というものの在り様を、指導者次第では初心の私でさえ実現しているみたいなことを示したかったんじゃないか、というのは考えすぎかな。 この曲なら人前でひいてもいいというお墨付きを頂いたようなものですかね。(もっとも図々しい私は、 お墨付きをいただく前から、いけしゃあしゃあと人前で弾いていましたが。)お墨付きをもらったのが、私の一番好きな曲だったのが、またうれしい。先生もそれは気が付いていたみたいで、「この曲好きでしょう、聞いていればわかりますよ。」ですって。 古典には、背中をしゃんとして直立不動で弾くべき儀式的な曲もあるけれど、こういうとても私的・詩的な歌もあるんだよ。女心だからね。プッチーニのトスカだよ。短い曲だけど、いつのまにか先生に聞いてもらっているのを忘れて、いつもうちでそうしているように、自分のために歌…

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中学校へ、英語の授業を見に行きました

中学校ブロック(中学校1校と小学校3校)というのがあって、その中で研修会がありました。中学校といっても各学年1学級、特別支援学級も合わせて合計4学級という規模です。島には中学校がもう1つありますが、そちらも同じような規模です。島の4中学校を統合する時に1校にできなかったんですね。公式には確か、1校にするには新たに大きな学校を建てないといけないが、そのための敷地と予算がないという理由だったはずです。現在はというと、維持管理費など、むしろ1校にしなかったつけがのしかかっているという感じなのではないでしょうか。 さて、国語・数学・英語の3つの研究授業が行われました。見学者の人数が偏らないようにしてほしいということで、事前調整が行われ、頭数要員の私は英語へ行ってね、となりました。 この中学校の校内研究テーマはファシリテーション。いただいた参考資料によると、ファシリテーションというのは、「一人一人が学び、成長するために、かかわり合いを促進する考え方と技術」で、「全教科で交流活動にファシリテーションを取り入れる実践研究に取り組んでいる。 1グループの人数は3~4名。 課題の提示後、グループ内で役割を決めて話し合いやプレゼンテーションを行う。」のだそうです。グループ内ではファシリテーターが中心となり、クラスとしては教師がファシリテーターの役割を果たします。ファシリテーターの役割というのは、話を引き出し、合意形成を図り、情報を共有する、ということらしい。そういえば、20年以上前に開発教育のワークショップでやっ…

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私たちの町たんけん

3年生の社会科と理科を受け持っています。もぐりだけど。だって私は支援員、授業をすることは禁じられているのさ。でも山の中の小さな学校ではそんなことも言っていられないから、お目こぼし状態。そういえば、安く使われていますねと言われたこともあります。支援員の給料で授業のできる講師を雇っているんだから。半ばボランティアのつもりだから、それはいいんだけどね。金額だけでいえば名古屋で非常勤講師でもやっている方がよっぽど高いんだし。 閑話休題。3年生社会科1学期のテーマは「わたしたちの町」です。久米島の土地利用についても取り上げます。高い土地と低い土地の利用の実際を見学に行くつもりです。 低い土地といえば、海岸沿い。そこでの土地利用といえば、観光と漁業です。ダイブショップの人にインタビューしたり、できれば船に載せてもらって、海からモズク畑やエビの養殖場を見学したい。 高い土地の利用といえば牛の肥育でしょう。牛の肥育農家は学区にも数件あるんだけれど、私なりのこだわりで、できれば女の人がいる農家を見学したいなと思っています。先月牛の競り市を見に行って、女の人が活躍していることを知り、感動したので。3年生は3人、みんな女の子です。この子たちが将来職業を選ぶときに、性差にこだわらずに選べる一助になればいいなと思って。まあそんな頃にはこの子たちはきっと、私みたいに変に構えることなくえ? 男とか女とか、そんなの関係あるの? とさらっと言ってくれると期待していますが。 おまけ その1。1年前に買った多肉植物。なんだか茎…

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