三線習っててよかったよ

私が通っている教室ですが、仲宗根研究所というらしい。看板も何も出ていないし、私も人の紹介で通うことにしたわけで、これまで全く知りませんでした。仲宗根さんは、こちらではよくある名字です。発音は同じナカソネでも、「中曽根さん」は見たことがないです。 おけいこ、順調に進んでいます。だいたい1か月で1曲のペースで進んでいます。これは、かなり速いペースみたいです。覚え方というのが、三線はともかく唄の方は基本は口伝えですから。そこはまあ私の場合はインターネットで補えるので、あとはたくさんおけいこするのみです。 久米島高校の離島留学生(千葉県から来ているそうです)の子とおけいこしているのですが、(というか、私が後からその子のお稽古日に入れてもらったという形ですが)その子が夏休みに帰省している間に私だけ進んでしまったので、ちょっとまずいことになったなと思っています。その子にしてみると、やりづらいだろうな、楽しくないだろうな、ますます練習したくなくなるんじゃないかな、と思って。その子、三線も貸与だし、月謝も割引だし、ずいぶん優遇されていると思うんですよ。若い世代にも三線の楽しみを伝えていく、という先生の思い入れが見えるようで、彼女がおけいこを休むたびに、もう来なくなってしまうのではないかと、ひやっとする私です。 先生と1対1なんて気詰まりかなと初めは思っていたのですが、先生の音と自分の音のずれがよくわかるし、三線に関わるゆんたくっていうのかな、それができるから。よくおけいこしていますね、噂はここへも聞こえてき…

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比屋定の豆腐屋さんー豆腐編ー

ゆし豆腐の次は豆腐作り。作業工程がたくさんあって、どれも力仕事です。私の拙文ではとても十分に伝えきれません。 まずは、木綿の布を敷いた木箱にゆし豆腐をたっぶり詰め込みます。箱がいっぱいになっても、その上にステンレスの枠を乗せ、まだまだ注ぎ込みます。しばらく置いておいて枠をとるとこんな感じ。豆乳がしたたり落ちます。箱と箱の間の部分や木枠にのった分をお玉ですくって、上に盛り上げていきます。焼き立ての食パンみたいな形になりました。このあと1箱ずつ、中に敷いた布をひっぱりあげて包みこみます。これもまた相当の力仕事のようです。重い中味を引きあげながら、豆乳も絞り出して形を整える。それからプレスをかけます。しばらくしたら布を開き、またはみ出た分をお玉ですくって形を整える→包み込む→プレスの繰り返しです。この1連の流れを3回も繰り返したらこうなります。山盛りだったのが、木箱の高さぴったりにになりました。いよいよ箱から取り出します。ころんと出てきます。まさにケーキです。線に合わせてどんどん切っていきます。中心の3つは1丁のままで、両側の角が円いものは、半分または4つに切ります。1人暮らしのお年寄りも多いから、これくらい小さい方がいいんだって。島内の店から注文があった分しか作りません。この日の4分の1サイズの注文は15個。16個作って、1個あまり。そのあまり分は私に下さいました。ほんと申し訳ないくらいの、大盤振る舞いです。袋に詰めます。いくら本土の豆腐より固いといっても(使用する大豆の量がうんと多いのだそうです。…

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比屋定の豆腐屋さん  ―ゆし豆腐編―

散歩の途中で出会ったので、「こんにちは」と挨拶をしました。「子どもたちが見学でお世話になりました。ありがとうございました。 私も豆腐の切れ端を食べさせてもらったんですよ。」と続けました。見学に行ったのは1・2年生の子どもたちで、私はついていかなかったんだけどね。でもそれだけで万事OKです。ほんと先生って、信用があるから。豆腐屋さん、若い頃は東京で会社員として働いていて、転勤族で、名古屋にも1年半ほど住んでいたそうです。私が名古屋から来たと知って、きしめんがおいしかった、100m道路には驚いた等々、懐かしげに話してくれました。「遊びに来ませんか。午前中はまずうちにいるから。」と言ってもらったので、渡りに舟とばかりに出かけることにしました。日曜日は休むけれど、祝日は豆腐を作るそうです。6時は早いな、7時ごろにいらっしゃい、と約束ができました。これだから散歩はやめられないよ。 体育の日で休みの月曜日。ちゃんと目覚まし時計をならして起き、うちから徒歩5分の工場へ。学校へ行くより近いよ。 「おはようございます」と言うが早いか、早速鍋からすくって、どんぶりいっぱい、あつあつのゆし豆腐をいただきました。なんの味付けも薬味もいらない。それだけで十分、かたまりきらない豆腐と豆乳を袋に詰めていきます。この袋の結び目、すごくきついんですよ。買うたびになんとかほどこうとしてみるのですが、結局あきらめるしかない。ゆし豆腐にしても普通の豆腐にしても、こういう販売の仕方が許可されているのは沖縄県だけだそうです。なんでも厚労…

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ゆんたくしちゃった

ゆんたくというのはおしゃべりのことですが、お酒を飲みながらのおしゃべり、という意味合いが強いです。台風チャーミーとコンレイの間の、飲むぐらいしかやることないもんね、の話。 学校から歩いて帰った日、宿舎のすぐ前の家で呼びとめられました。4人のおとうたちが、明るいうちから飲んでいる。ここ、こないだ転校してきた子のうちなので、そうあっさり無視するわけにもいかないし、「三線あるよ」なんて言われたものだから、え?三線?なになに?なんて感じで、ついつい入り込んでしまいます。出てきたのは、私のよりもいい三線なのかもしれない。少なくともケースは確実にそう。一家に一棹ってほんとうだね。中の1人が「もう5年も触ってないんだけどね」なんて言いながらも、あっという間にチンダミ(調弦)をしてくれました。私はまだできない。3本しかないのに・・・やっぱりこの島には三線が根付いている。この駐車場で飲んでいたんだよ。ビールケースをひっくり返して座って。名古屋からなぜ久米島に来たのか、だれでも聞きたがる話ですよね。でそこにはバヌアツでの話もからむし、島の人にとってはおもしろくないはずがない。ちゃっかりビールをごちそうになりました。通りかかった校長先生も引き込んで、私は標準語の部分しかわからないけど、まあみんなしゃべることしゃべること。なんだか楽しんでもらえたみたいで、今度いっしよにカラオケ行こうと誘われました。 本当に飾り気のない、楽しい時間でした。「まだ1缶しか飲んでないでしょ、酒(泡盛)もあるよ」と勧められましたが、おなかが…

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チャーミーの置き土産

これほど台風が続くと、台風に名前があるのはありがたいです。区別がつきやすい。 名前があるからと言って愛着は湧かないけれど。 ちっともチャーミングでないチャーミーの置き土産。停電のことはもう書きましたよね。ほかにもテレビのアンテナがずれたらしく、テレビが映らなくなりました。大家さんである町教育委員会にお願いすることになるんだと思うけど、いつ直してもらえることやら。(幸いアンテナは折れていなかったので、教頭先生が登って向きを戻してくれたら直りました。)ネットがつながっていて、本当に良かったよ。うちの裏の公民館(「星空ごくろうさん会」をしたところ)の外灯も倒れました。学校への通路。折れた枝がいっぱい。リュウキュウマツは折れやすい気がする。これも学校のモモタマナ。コバテイシともよばれる久米島を代表する木ですが、実がぼろぼろと落ちてしまいました。シャリンバイの並木も、実が落ちてしまいましたが、名古屋の我が家のヒメシャリンバイは大丈夫だったかしら。 ニュースでは、離島の店の棚がからっぽになった写真がでていますが、これ、ほんとうです。飛行機で来る新聞でさえ止まるくらいですもの、(4日分まとめてきました)飛行機よりももっともっと欠航になりやすい船のことです、入港が1週間も止まったら当然そうなります。まさに島は我慢、です。チャーミーが去った後、町へ買い物に出ましたが、コンビニの食料品は全滅です。それでもAコープにはそれなりに並んでいます。そばの麺、もやし、豆腐など、何を島で作っているかがよくわかります。コン…

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おいしい秋がやってきたみたい

最近食べたおいしいもの。里芋の衣担ぎ(きぬかつぎ)。煮っ転がしなんて、そんな面倒なことはしなくても、皮付きのままゆでて、生姜醤油で食べる。久米島の人は、皮つきでゆでるところまでは同じだけど、それは皮をむきやすくするためのようで、その後素揚げにしたり、砂糖と醤油で味付けしたりするらしい。もう一目見ただけで、これはキヌカツギにするしかないと思える、大きさ、円さ、ほれぼれしてしまいました。その証拠に写真もとらず食べてしまった。 海洋深層水野菜。いろんな種類のものが店に並ぶようになりました。この「アマランサス」というのは、ゆでても炒めても生でもOKらしい。どうやって料理しようか。 刺身。三線のおけいこのために山を下りると立ち寄る主婦の店。近頃、刺身があふれている。定番のキハダマグロをはじめ、カツオのたたき、マグロのハラゴー、今日なんて、夜光貝の刺身もあったよ。でも1人ではとても食べきれないので、どれか1つにするしかない。で今日選んだのはアカマチ。おいしかった。マグロは1皿500円均一だけど、これは100グラム当たり400円だからね。今日の夕食は、このアカマチの刺身と、島豆腐とゆでたオクラと生アーサ(あおさ。こちらでとれる海草)の白和えを海洋深層水で作ったサラダ菜で包んでつまみ、生産量が少ないため島でしか飲めない泡盛「美ら蛍」(ちゅらほたる)をロックで。幸せです。おまけ。ある日に買った刺身。イラブチャー。皮の色が青と黄色なんて、いかにも熱帯魚、毒々しいけどおいしいよ。沖縄本島から来た人も、「本島では毎日…

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