梅雨に入ったから、散歩

平年より1週間遅れで梅雨に入りました。去年はさらに遅く6月1日、空梅雨で、梅雨なんだかどうかよくわからないようなうちに、平年並みの6月23日にはあけたものの、その後は大雨、土砂崩れ、通行止め、台風と、ろくでもない日々が続いたのでした。それでも、梅雨時期の本来の湿気はこんなもんじゃないぞ、と脅されています。5/20の朝は、180mm/hの大雨です。久米島の雨は、ほんとうに荒っぽい。屋久島で大雨で山中に取り残された人たちが下山する様子を見ましたが、ロープをつたって、胸までつかって濁流を渡るなど、かれこれ3年ちょっと前、ニュージーランドのミルフォードトラックを歩いた時のことを彷彿とさせました。あのときはただただ夢中で気付かなかったけど、やっぱり遭難状況だったんだね。 日曜日、学校へピアノの練習に行きました。体育館のステージの隅っこは、風が入りません。まあサウナでダイエットだと思えばね。 帰り道、ちょっと足を延ばして久々に散歩してきました。今度はいつ、降らない週末に会えるかどうかわからないからね。 こんなものを見つけました。洗濯機の中に入っていた洗濯槽らしい。取り出してふたをつけて、ゴミ箱にしたんだね。可燃ごみをここへ入れておくと、週3回収集に来てくれます。 突然道が真っ白になったのであれっと上を見上げたら、やっぱり。フクギの花でした。これです。とくに香りはないんだけど、黄色がかった白い小さい花がたくさんついています。フクギは防風林として、どこの屋敷うちにも植えられていました。切ってしまったうちも…

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総会のお知らせ

新緑の頃、製糖期も終わりキビの手入れで大変忙しい時期でありますが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。さて本部落では下記の日程で部落総会を開催します。つきましてはご出席致しますよう(ママ)ご案内申し上げます。という連絡が来ました。「キビ(サトウキビのことです)の手入れ」というところが、いかにも久米島、比屋定らしくて気に入っています。キビの刈り取り・製糖工場への搬入が終わったのに忙しいというのは、勤勉な人はキビの春植え(1年で収穫できる)で忙しく、普通の人は夏植えの準備(収穫までに1年半かかる)に忙しいということです。 それにしても、ここの人たちは、集落ではなく、部落という言葉を日常的に使うのですね。私のこれまでの生活では、部落=被差別部落ということで禁句でしたが。これからは、このブログでも部落の語を使うことにします。みんなが使っているのに使わないのは、意識しすぎているようでかえって具合が悪いというものです。午後3時スタートで会費無料というと、お酒は出ないのかな。まあどのみち私は名古屋に戻るので出られないのですが。 総会といえば、日曜の朝に突然電話がかかってきて、豚汁があるから隣の集落、ちがった、部落の宇江城公民館へ鍋を持って来いだって。もちろん行きましたよ。土曜の夜に成人会総会があって、大鍋1杯の豚汁を用意したのですが、会がずいぶん荒れたらしく、大量に残ってしまったんですって。なぜ荒れたかというと、参加者の1人が暴れ出したらしいんです。暴れ出したのにはちゃんと理由があって…

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比屋定三線デビュー!! (ゆんたく編)

宇江城集会場で開かれた、PTA主催の転任教職員送別会。図々しいにもほどがある三線デビュー演奏編の続きです。 今回は、全教職員に対して教頭からこんな指令が出ていました。「先生たちだけで固まっていることが多いから、 なかなか声をかけて話をすることができない。 ぜひ先生たちの方から輪に入って来てほしい。」というわけで、三線もだけど、おしゃべりも頑張りました。地元の人は、自分たちで話題もそう出してこないから、こちらから振って。たとえば、海人食堂へ行ってきたよ、とか、スカイラインに乗っている人でしょ、私もあれの前の方に乗っていたんだけどね…とか。 三線を弾いた後では、無理にしゃべらなくても、向こうからばんばんしゃべってくれるので大丈夫。三線はだれに習っているか、自分の三線か等々。三線は、島の文化協会が貸し出しをしてくれるそうなのです。そういえば、先生のお弟子さんにもそれらしいのを使っている人がいたっけ。だから、新垣さんに作ってもらったというとまた驚かれます。 おばあたちのグループへはいりこんで、ロミオとジュリエット比屋定版の話を聞こうとしたのですが、一笑に付されてしまいました。だれにそんな話を聞いたの? Mさん? おかしなことを言うわねえ、私も比屋定から宇江城へ嫁いだけど、べつにお金持ちってこともなかったよ、比屋定でも宇江城でも、お金持ちはお金持ち、そうでない人もいるってだけのことさ、でも、宇江城から比屋定に嫁いだ人は知らないなあ…いないなあ… まあ、男と女では視点も違うからね。でも、運動会をめぐる…

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比屋定三線デビュー!! (演奏編)

まだ明るい夕方5時半、会はいつものごとく、教職員と保護者という学校関係者が時間前に現れ、あとは三々五々、ばらばらです。早く来た人から、勝手に飲み食いを始めます。遅れてくる人が悪い、というわけです。それは気楽でいいんだけど、Mさんもソケイさんもなかなか姿を見せないし、気が気でない私はビールを飲んでもちっとも酔えないさ。 サーうれーし恥ずかし、浮名を立てて・・・なんて、まったく民謡みたいだけど、そんな感じで始まった余興の三線演奏です。右からソケイさん、Mさん、私です。私だけ座っている理由は、単純、三線を立って弾いたことがないからです(笑)。 ソケイさんって、島では有名人なんだね。もちろん狭い島だから、みんながみんなを知っているんだけど、ソケイさんはFM久米島で番組をもっているんだって。つまり、島の芸能人ですよ。だから今日も鮮やかに司会をしてくれました。「この場で3人で三線を弾くなんていうことは、初めての快挙です。」だって。アキコ先生って、たててくれるんだよ。知らぬこととはいえ、すごい人と一緒に三線弾いちゃったんだ。チンダミ(調弦)が高めで、速くて、2人ともまさに民謡のノリで、そういうのは私も好きだから、とても楽しめました。でも三線の先生が見ていたら、きっとむちゃくちゃ顔をしかめただろうなあ。先生が比屋定の人でなくて助かった・・・ ソケイさんもMさんも、ちゃんと私に花をもたせてくれて、ありがとう。比屋定の人たちも、私が三線を弾いて歌うなんて、まずは驚き、そして喜んでくれました。演奏後はあちこちのテ…

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宇江城集会所で県民投票

投票日の2週間ほど前から、毎日のように防災無線で「不在者投票のお知らせ」が流れています。バーデハウスには、「辺野古県民投票の会」が作った立派なガイドブックが置かれていました。久米島では、住民投票に反対なんて言う話もなかったし。でもきっと、投票日当日はともかく、他の都道府県ではさほどの話題にもなっていないのではないでしょうか。私も愛知県知事選の結果は、テレビのテロップで知りましたが、知事選があることすら知りませんでしたから。行ってきました。5か月前の県知事選の時には、投票日を待ちきれず不在者投票をしたのですが、今回は地元の投票所、宇江城集会場(公民館)へ行ってきました。ちょっとしゃれた感じの建物です。10年ほど前にできたそうです。舞台つきの大ホールのほか、台所や和室もあります。放課後にはこの庭で、子どもたちが集まって遊んでいます。 久米島にはあちこちに集会場がありますが、アメリカ世の時に米軍の高等弁務官事務所によって建てられました。飾ってあった写真(右)がその時の建物でしょう。そして左側は戦争前の、学校にも幼稚園にもなったという建物です。瓦屋根の立派な建物だったのですね。あいにくの小雨で、午前11時の投票率は7パーセント、不在者投票は20パーセント。宇江城の投票所も静かすぎてさびしい感じでした。何にしても、辺野古の海の埋め立てに賛成か反対かの2択から、どちらでもないを加えた3択にして、ようやくこぎつけた全市町村参加の住民投票です。示された民意が生かされますように。

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昔をあぶり出せるかな

3年生社会科「昔のくらし」の学習で、学区に住んでいるさんに、子どもたちに昔の生活の様子を話してもらいます。そのうちあわせに行ってきました。電話してもちっともつながらなくって、理由は、畑へ出て忙しかったからって。だから夕方においでって。そうか、サトウキビだな。でもこのおうちは専業農家ではないはずだけど、頼まれて手伝いに行ったのかもしれないね。 Mさんは名古屋の大学を卒業し(おじさんが名古屋で働いていたからだそうです)、町役場で働いて、ご本人の退職前の職場は博物館。話好きだし、学校評議員だし、ぴったりの人です。 Mさんの話を聞いていると、比屋定での暮らしぶりが、私の中でどんどん具体的になってきて、仕事とはいえ、楽しいひと時でした。本当に、貧しい厳しい生活だったようです。だからお手伝いなどという生やさしいものではなく、豊かな反面厳しくもある自然の中で、子どもも大人も一生懸命に働かないと生きていけなかったということなのでしょう。 私も関連書籍には目を通しているので、かねてから疑問に思っていた比屋定の拝所(はいしょ)や御嶽(うたき)のことなど、話が弾みました。比屋定にも隣りの宇江城にも、他の字と同様に御嶽も拝所もあるけれど、拝む人がいなくなって埋没してしまっただけです。字誌の手描きの地図とMさんの話を合わせると、その1つがうちのすぐ近くにあることがわかりました。昼なお薄暗い、私の散歩道の1つが、シンダの森という拝所だったのです。都市部でなら住宅に飲み込まれてしまったでしょうが、幸か不幸かここは過疎地、…

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