今年も釣りクラブ

今年も釣りクラブの季節になりました。場所は去年と同様、真泊(まどまり)港赤灯台。先日3年生の子どもたちと見学に来た車海老養殖場もこの近くです。去年と違うのは、こどもたちがライフジャケットを着ていること。海遊び用に教育委員会が持っている物を借りてきます。なんと全部新品でした、ラッキー。 みんなは釣竿などいろいろ持って来たけれど、私は今年も手ぶらです。魚がかかったとしても、とてもあの跳ね回る生き物をつかむ自信がない。島で暮らすには、あまりにも情けない私です。 ここ赤灯台下は、入門ダイビングやシュノーケリングの人気地でもあります。はての浜同様、いろいろなダイブショップがここで撒き餌をするものだから、手をひらひらさせるだけでも、エサがもらえるかと思った魚たちが群がってきます。魚たちにつんつんつつかれて、こちらが避けたくなるほどです。でもこれは、あまりよろしくないことですよね。リーフの外側など他の場所へ行けば、魚たちもめいめい勝手に泳ぎ回っていて、もっと自然な状態を楽しめるのですが。 釣りの話です。今日いちばんの釣果はこの魚です。私の目の前で釣れました。50センチくらいかしら。刺身にできるそうです。あとは、ミーバイが数匹とカワハギの類。ほんとうにステキな、暑いけど癒される午後でした。実は釣りにはあまり興味のない私は、ついついぼおっと海の向こうを見ていたのでした。「そのままどこかへ行ってしまいそうな風情ですね」と校長に言われてしまったさ。こころここにあらずって、見透かされているな。港の出口に寄せる白い波…

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島くとぅば(言葉)の優しさに包まれて

最近、「ゆたむに」という言葉を知りました。独り言という意味だそうです。「ゆた」は奄美・沖縄地方のシャーマンのことです。神の憑代として語る時の様子が独り言を言っているみたいということのようです。「朝比奈さん、またゆたむにしてる。」というふうに使います。1人暮らしだと、ゆたむにすることが増えるみたい。 体調を崩して、三線のおけいこを休みました。その連絡をしたら、三線の先生が心配してくれました。標準語の混じった島言葉だから、私には理解はできても再現はできないんだけれど、先生の言葉がとても柔らかで優しくて、心細い時だっただけに身に沁みました。学校の先生たちの話し方もそうです。声は小さめのうえ、語尾が「しましょうね」「あげましょうね」ですから。それからやたらと「大丈夫ですか」と聞かれます。私ってそんなに不安がられているのかなあと思っていましたが、軽い確認の意味でつかわれるらしい。もっとくだけた言い方だと「大丈夫ね?」となります。聞き返したりするときには「なにね?」となります。? はつけましたが、語尾が上がるわけではありません。むしろ下がるくらいです。好きだな、こういうやりとり。 もちろん優しいばかりじゃないんだけどね。「食べれ」「見れ」「投げれ」というふうに、動詞の命令形がe段でおわるんですよ。「やらす」「させる」などの使役の表現も、強すぎて怖いくらい。実際には「やってもらおう」「してもらおう」くらいの程度の強さのようですが。優しい言い方はすぐに身に付いて私も使えるようになったけど、命令と使役につい…

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もあいって、知っていますか?

模合、私は、どこで覚えたものか、名前と大体の意味くらいは知っていました。本土でも無尽とか、似たようなものはあったけど、つとに消滅済み、昔の話だと思っていましたが、庶民のための手軽な金融として、沖縄では現役です。まあ簡単に言えば、毎月1万円ずつメンバーがお金を持ち寄り、順番に(または急にお金が必要になった人が)1人がそれをとる。12人ですれば、1年に一回、無利子で12万円がまとまって手に入るというわけです。まあ現在では、お金の調達よりも懇親の方が目的のようです。お金が絡むことですから、どんなメンバーでやるかが重要で、たまたま私が連れて行かれたのは、昭和32年生まれの人たちの模合でした。基本は比屋定小学校の同級生ですが、島の32年生ならだれでもOKということらしい。出たり入ったりで、都合8人くらいかな。みなさん、とても楽しそうでした。本土では犬猿の仲と言うのがあるじゃないですか。こちらでは、犬と猫の間柄というのがあるらしい。酒を飲んで言い合いになっても、仲直りできる仲ということのようです。メンバーには町会議員もいて、11月の選挙の話なんかも聞いておもしろかったけど、それはまた今度。 この模合に入らないかと誘っていただきました。それはそれで光栄なんだけど、私は34年生だしね、なによりも何を話しているかが半分もわからないっていうのは、かなり苦痛なので、遠慮しようと思います。それに島時間なのか、長い。なんといってもオーナーのお店だから、閉店時間おかまいなしだしね。 おまけ その1。模合のメンバーの1人が…

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魚尽くしのその後

HKさんにもらった魚、とても1人では食べきれないから、近くに住んでいる同僚たちに配りました。正しくは配ってもらいました、だけど。隣室のHさんが切り分けて配ってくれたので。私では、そして私の包丁では、切り分けることすらできないから。それなのにみなさんに喜んでもらって、ありがとう、おいしかった、うれしかったの嵐で、実際逆の立場で私がもらったとしても、それはむちゃくちゃうれしいと思うけど、だって通常のルートではなくて、この地に住んでいる地縁でやってきた魚だもの、なんだか私ばっかりお礼を言われて、HKさんに申し訳ないよ。まあHKさんは、人に何かをしてあげることが好きなタイプの人なのでしょう。去年の夏、学校へも牛の堆肥をたくさんくれたし。 ちなみに魚をもらった人は、みな口をそろえて「刺身と煮つけにして食べた」と言うんですよ。それで私も、ネットでレシピを探して、もやしとハンダマーとコーレグースで煮つけにしてみました。刺身では食べられないような量も、さらっと食べてしまいましたとさ。ツナステーキという話は全く出なかったんだけど、私は久米島産バジルソースでやってみるつもり。 HKさんの本業は、酪農です。仔牛を育てて大きくして売る。HKさんの牛舎をのぞいてきました。夕方だったので、暗くてはっきりしない写真ですが、仔牛(生後1か月)もいました。あとで聞いた話なんだけど、この仔牛の母親は死んでしまったんだと。だからHKさんは2週間の間、この仔牛に哺乳瓶でミルクを飲ませていたんだって。この母牛の子どもも、出産で引っ張り…

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車海老、まぐろ、かじき、刺身、煮つけ・・・

私、久米島の山の中に住んでいるんですよね・・・と、誰かに確認したくなるような出来事が続きました。まず、車海老。冷凍だけど、LLサイズが2パック。1パックに10匹以上入っていると思うよ。これは月末にあるバーベキューにとっておこう。つぎに、カジキのハラゴース(トロの部分)。300キロのカジキが釣れた時のもので、冷凍にしてあったんだって。私がもらった塊だけでも、優に3キロぐらいはあるんじゃないかな。私の腕では切り分けることすらおそれおおいしろものなので、3枚おろしもできるという隣室のHさんに分割をお願いしました。まだまだあります。昨日釣られたばかりのキハダマグロ。1本15キロくらいかな。小さいといっても、体調60㎝はあるよ。1キロ40円だからせいぜい600円、小さすぎて安すぎて売りものにもならんということで、漁師さんにたくさんもらったんだって。小さいったって、名古屋の鮮魚売り場に並ぶのはこのくらいだよ。1本何千円っていう値がついているよ。 「いい魚が入ったらあげるよ」「でも私、さばけないよ」「やってあげるからいいさ」なんていう話をしたことはあるものの、趣味で釣りに行ってたくさんとれた時のおすそわけくらいに思っていたのに、とんでもないことになりました。早速学校の体育館の外の手洗い場で、マグロ解体ショーのはじまりはじまり。え、この人牛飼ってるんじゃなかったの? 魚屋さんなの? と思うほど、手早いことといったら、そして出刃包丁(もちろん自分の)の分厚いこと。カメラを持っていなかったので写真がないのが残念です…

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わーい、シュノーケル!

4月からずっと、毎週予約を取っていたんだけど、天候不順で延び延びになっていました。でもついに、5月の第2週に実現。 午前中は雨も降る天気でしたが、午後からは日も出て気温も上がり、とてもいい日よりになりました。ただ午前中はまったくなかった風が出てきたので、風のない場所を優先し、はての浜と島との間の、ちょっと浅い場所へ行きました。浅い所へ行くので、いつもより小さい船です。船から見た海の色。サンゴ礁のある浅い海の色はエメラルドグリーン、ほんとうにきれいです。 ウェットスーツを着てウェイトをつけて海へ入るなんて、初めてです。水中で写真を撮るのも初めてです。去年の夏に買ったんだけど、その後シュノーケルをするチャンスがなかったので。このイソギンチャクと遊ぶカクレクマノミの写真、私が撮ったんですよ。こんなことができるなんて、自分でも信じられない。 サンゴ礁もいろんな種類が見られました。シャコ貝もたくさんいて、本体は岩に取り込まれたみたいになっているのですが、岩の表面で、口裂け女みたいに、色鮮やかな口を動かして小魚を誘っているのが面白いです。次回はシャコ貝の写真を撮れるように頑張ろう。 いつも貸切ツアーみたいなもので(それがこのダイブショップのやり方で、だから都知事時代の石原慎太郎も使っていたという話です)、町民割引4500円でたっぷり2時間なんて、2人では申し訳ないと思っていたのですが、3人目の仲間もできたし、この日は来られなかったけど、4人目の仲間もほぼ確実なので月イチで行こうを合言葉に、6月…

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